劇場公開日 2013年12月21日

「戦争で死ぬという事…」永遠の0 777さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0戦争で死ぬという事…

2024年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

知的

なるべく「歴史認識」と「思想主義」は無いように書く…
これは百田尚樹の小説を映画化した物であり、完全な史実ではない。
フィクションである… それは百も承知。
太平洋戦争において、零戦の特攻とはアメリカ軍の本土上陸というのを
遅らせる戦術として行われた。
つまり、敗戦が決まっているのに降伏の時期を延ばす為に、兵士一人の
命を使い、特攻を行う。
その散り際が「美談」として描かれる映画は数多く作られて、個々に
対する評価は避ける。
そして、そもそもが「零銭の特攻」に意味があったかも、ここでは名言しない。
なぜなら私は戦争が、とっくに終わってからの生まれなので、戦時中の
真実など見ていないので、断言など出来ない。
よく、映画の様に旧・日本兵は「日本帝国、万歳!」とか「天皇陛下、万歳!」
とか言わず「お母さん!」と言いながら死んだという…
しかし、真実は定かではない。
「大東亜戦争は日本において避けられない戦争だった!」とか
「いかなる理由があっても、戦場に子供を送ってはならない!」とかの
議論がされる。
「死ぬ時に兵が『お母さん!』と言ったのは、左翼が世に広めた話だ」とも
近年によく伝えられる。
その言い分が正しいかは、私は判断できない…
ですから書きましたよね?「真実は定かではない」と。
戦後79年、日本は一度も戦争をせずに平和に発展できた。
それは日本人のみならず「神様」が、素晴らしい「平和国家」を
作ってくれたから…
現在、このレビューを書いているのは2024年10月。
今、世界で2つの大きな戦争が起きている…
「第3次世界大戦」が、いよいよ現実味を帯びてきている…
「湾岸戦争」「イラク戦争」の様に、遠く海を離れた戦争とは違い
「第3次世界大戦」は、否応なく日本は戦争に巻き込まれる。
「東西大戦の戦争」ならば、東側の大陸の、すぐそばにある島国・日本は
絶対に戦地として選ばれる… その時の日本の憲法が、どうなって
いようとも戦場は、おかまいなしに広がっていく… 必ず…
「反戦・平和主義」「現実容認主義」や「左」「右」の考え方に、とらわれず
「戦争で死ぬという事」を、今一度精査して考えねばならない時代に
来ているかもしれない…

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