「戦争映画では無く架空戦記ドラマ。」永遠の0 ナナさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争映画では無く架空戦記ドラマ。
戦争から目を背けたくなるような負の部分を全部取っ払ってお涙頂戴で薄めた戦争賛美に近い架空戦記の映画です。そういったモノとして観るのであれば王道のストーリー展開や泣かせる心理描写、映像面でも優れたVFX技術が駆使されていて星三つくらいの作品だと思います。しかし、これを原作者の百田直樹はじめ製作者側が戦争映画として作っているというのだからお笑いです。実際の戦争は戦争体験者の証言、手記、どれを見ても悲惨極まりないです。この映画を戦争映画として鑑賞し、高評価を付けている方々は実際の戦争とはどんなモノだったか、公文書を読み、自分で調べてみて欲しいです。戦争にヒーローはいません。戦争にかっこいいなんてありません。
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