「原作を読む前に」永遠の0 のんでねたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
原作を読む前に
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永遠の0
単行本で発売されてから随分経ちます。
又、漫画化されて、コミック本全5巻で販売されています。
私は両方共読んで、しかも観客が少なくなる迄待ってから映画館に行きました。
流石に観客は少ないだろうと思ってましたが、結構入ってましたね。
恐らく泣いてしまうだろうと思い、ここ迄鑑賞時期をずらして来たのですが、無駄なあがきだった様です。
さて映画の内容ですが、私が見た所、原作やコミック本との違いを探すのが主になってしまい、純粋に映画を楽しむ事が出来なかったのが本音です。
原作を読んで涙ぐんだシーンが割愛されていたり、原作とは違うシナリオだったりすると「オイオイ」と思ってしまいました。
多分この映画は原作を読む前に見て、純粋な涙を流してから原作を読んだ方が良いのかも知れません。
やはり原作の世界観を、映画の決められた時間内で表すのには無理が有ったのでしょう。
ネタバレになるかも知れませんが、原作に有った、特攻隊員自らがモールス信号で特攻状態を知らせるシーンが、全てバッサリと切られていたのは残念でした。
この原作内で、一番残酷なエピソードだと感じていただけに、本当に残念に思いました。
高山と言う新聞記者が登場しなかったのは、某新聞社に対する配慮だったのでしょう。
又、原作のプロローグは表現されていましたが、エピローグは割愛されています。少々残酷だったのかも知れませんね。
とは言っても、やはり涙ぐむシーンが多く有りましたので、ハンカチは持って行くべきですね。
と、言うことですので、原作を読む前に見ることをお勧めします。
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