劇場公開日 2013年12月21日

「特攻隊員を同じ人間とかさて見れる」永遠の0 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

4.0特攻隊員を同じ人間とかさて見れる

2015年8月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

小説も素晴らしかったが、映画も良かった。
死にたくなかった男が死んだ。という伏線と物語の展開が抜群だと思う。
監督の人の良さか、僕が年を取ったからか、戦争映画にしては軽くも感じたけど、特攻隊員を身近に感じ、戦争の悲惨さがより分かる映画だった。
特攻隊員はその時の教育や環境の上に、もはや人間離れした理解しがたい心理状態だったと思っていたけど、同じ人間なんだと思えた事でより当時の状況の恐ろしさが理解出来た。
しかしフィクションであって、教官の前で偉そうの態度をとったり、大声で死にたくないなどと言うのは作りものっぽくもあり、当時本当にこんな人がいたのか疑いが濃くはなった。
こうだった。というのではなく、こうあって欲しい!と強く願いたくなる映画でした。
宮部とヤクザの親分との絆はグッとくる。

奥嶋ひろまさ