良く言えば程好く心温まる映画って感じでしたけど、悪く言えば少々盛り上がりには欠ける映画とも言えたかな。
基本善人ばかりが登場する映画でしたので、ドキドキするようなこともほぼ無ければ心揺さぶられるようなこともなく、全体的にあっさり感は否めずな映画でした。
安心して見られると言えばまあそんな感じのハートウォーミング系作品ではありましたけどね、でも正直もう一声欲しかったかなと。
ただ、メインテーマの家族写真については、何かと考えさせられました。
そう言えば家族揃った写真って、確かに何かの機会が無ければ撮ることはほぼ無い感じなので、家族に何かあったらでは遅いし、撮っておいて損はないなと、そう思わされた作品ではありました。
それで家族の絆が深まれば尚良しですしね。
映画的な問題で言えば、この映画に出てくる四家族は皆仲良しで何の問題もないところに、盛り上がりに欠けた原因があったのではないでしょうか。
ある意味リアルと言えばリアルなのですが、映画にする必要性と言う意味ではね・・・。
まあでも盛り上がりに欠けたとは言え、卒業間近の女子大生4人の友情物語としては、それなりには楽しませてもらいましたよ。
卒業し就職したら皆離れ離れ、そんなどこか寂しく切ない雰囲気漂うところなんかは、あの頃を思い出すようでちょっとノスタルジックな気分に。
お互い離れ離れになってもまたちょくちょく会おうとは言っても、地域が離れてしまえば結局そうもいかなくなるのが現実ですからね・・・。
ところでこの大学の写真サークルって、4人しかいないのかな?この4人がいなくなったら消滅しそうですが(いらぬお世話か)
しかしメインの4人は皆いい感じに可愛かったですね。
主演の光宗薫の出番が一番少なかったのは突っ込みどころでしたけど。
他の仕事とブッキングしたから他の3人と一緒の場面が少なかったのかな?
この方のAKB時代は存じ上げませんが、雰囲気は抜群ですので、今後に期待大ですね。
他の3人では何故か一人だけ苗字で呼ばれる岡田役の高山都が強烈なインパクトでした。
関西のオバちゃんキャラで一見鬱陶しいけど、必要不可欠な愛されキャラ、しかもよく見ると一番美人なんですよね。
この4人の友情と家族写真、そこは見ていてほっこりとさせられた作品でした。
そう言えば、ブレーク前?の橋本マナミもチョイ役で(カフェの納入業者?)出演してましたね(オーラ薄めで)