「レビューの印象に“痛い”を付け加えてほしい(笑)」死霊のはらわた 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
レビューの印象に“痛い”を付け加えてほしい(笑)
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サム・ライミのデビュー作にしてスプラッターホラーの金字塔をリメイク。
オリジナルは伝説的カルト作故、リメイクのハードルはおのずと高まるが…
グロ描写、残虐シーンは容赦ナシ。
血の量も半端じゃない。
シリアス過激にバージョンアップ!
その分、見た後はぐったり疲れるが(笑)
山小屋を訪れた5人の男女を死霊の呪いが襲う…という基本設定は同じだが、オリジナルとはちょっと違う箇所も。
大きく違うのは、山小屋を訪れた理由。遊び目的から、薬物依存の少女ミアの治療。ミアと兄デビッドの関係をメインにしてドラマ性も増し、5人のピリピリした雰囲気も作る。
オリジナルにはあった異色のユーモアがまるまる排除されたのは賛否分かれる所だが、リスペクトはたっぷり。
ヒロインを襲う木の枝、地下室から覗く恐ろしい形相、細かいカットやカメラワークに小ネタ、さらにはブルース・キャンベルのカメオ出演。
それらを踏まえた上での18禁残酷描写のオンパレードは、オリジナルへの愛と挑戦を感じる。
若い5人の役者はお疲れ様。
血まみれになったり、目の下に注射針が刺さったり、体中に釘が刺さったり、手がちぎれ、腕を切り落としたり、顎を削ぎ落としたり…まさに踏んだり蹴ったり。
血や痛いのが嫌いな方、心臓が弱い方は決して見ないで下さい。物を食べながらの鑑賞も避けて下さい。
「オズ」を撮影しながら、本当は今作の現場に行きたかった、と言わせたほどサム・ライミのお墨付き。
これはなかなか良く出来たリメイクではないだろうか!?
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