「あの個性は消えたが秀逸」死霊のはらわた MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)
あの個性は消えたが秀逸
どうしても劇場で観賞したく、2013年当時17歳だった私は、R-18+指定を何とかくぐり抜けて観に行ったものだ。
そこまでして観賞したのだが、いまだにあの怖さを覚えている。2013年は、SFやホラー等の作品が多く、近年で最も多く劇場に足を運んだものだが、その中でも本作の強烈な恐怖と、激痛シーンは最もインパクトが強い。
オリジナル版と比較すると、技術の進歩もあるが綺麗な映像で甦っている。画質の話ではなく、全体的に綺麗なリメイクの仕方だったと感じる。オリジナル版の訳の分からないカラフルな液体(死霊の体液なのか、血なのか…)などが好きだったが、リメイク版ではその様な思わず笑ってしまう恐怖演出はなく、割と王道ホラーの要素や展開が目立つ。
できればあの個性的な作品をそのままリメイクして欲しい気持ちだったが、完成度は秀逸であり、時代に合わせて本作も新しく甦ったと考えれば文句は無い。本作は大ヒットを記録し、テレビドラマも製作されたということもあるため、是非ともシリーズ3部作全てリメイクして欲しい。
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