エリジウムのレビュー・感想・評価
全122件中、21~40件目を表示
マットデイモンお得意の宇宙ネタ
21世紀末、地球は汚染が悪化し人口過剰となり超富裕層は豊かな暮らしを求めるため地球から逃れ、エリジウムと呼ばれる宇宙ステーションで暮らした。マットデイモン扮するみなしごで施設育ちの前科者マックスダコスタは2154年、仕事に行くところアリシーブラガ扮する幼なじみでナースになったフレイと再会した。エリジウムにはジョディフォスター扮するクーデターを目論むデラコート防衛長官がいて、未確認飛行物体を地球からのミサイルで撃ち落としていた。マックスは工場の機械事故で致死率の放射線を浴び、5日で死ぬと言われた。エリジウムへ行けば治ると言う事でマックスは必死に手段を画策した。果たしてマックスの運命や如何に? 金髪のジョディフォスターがかっこいいね。それにしてもマットデイモンは宇宙ネタが得意なんじゃない。いつの時代でも貧富の格差がテーマになるんだね。
うーん
2154年。
地球は環境が悪くなりすぎ、裕福層は宇宙に建造された「エリジウム」で暮らしている……という設定。
話のつなぎ方も、諸々の設定も雑で突っ込みどころありすぎて、まったく感情移入できず。
細かい背景設定とか、ビジュアルに凝り過ぎて、肝心なところを誰も考えなかったの? と思ってしまった。
SFだが懐かしい、何処かで見た様な世界観。
目的は身体を治す事。そこまでの何とも言えず哀しいストーリー展開。完全に管理された、支配する側とされる側の、貧富の格差が大きくなってきた近い未来。
過去から更生しての真面目な暮らしから一変、ストーリーは急展開していく。マット・デイモンのアクションは【ボーンシリーズ】でだいぶ期待していたので、少し肩透かしはあったが見どころはアリ。
管理されたシステム、、、のはずだが、結構お粗末な展開が終盤のクライマックスにあり、ご都合主義も致し方無いか。もう少し脚本練るともっと良い流れに出来た感は、どうしても否めなかった。ジョディ・フォスターの悪役的な感じは新鮮で○。
最近では珍しい結末に、少しモヤモヤ。あと数分、エンドロール後に後日譚があると、スッキリ出来て良かったかと。
俄然、現代性を持ちだした今こそ観るべき映画
豊かな国アメリカを目指す不法移民達の群れ、それを排除しようとする米国は長大な壁を本当に建設しているところだ
米国内の不法移民を一斉検挙し強制送還したニュースについ先日目にした
SF映画の体裁でありながら、語ろうとしているテーマは今日における不法移民の問題であるのは一目みれば明らかだ
主人公の幼なじみのフレイはヒスパニック系であり、舞台はロサンゼルスだ
主人公が頼るスパイダーの一味はロサンゼルス周辺に多く住むチカーノと呼ばれるヒスパニック系不法移民の若者達を思わせる刺青や出で立ちだ
そして敵側の下請けのクルーガーは東欧風の顔立ちと言葉の訛りなのだ
本作では、不法移民とヒューマニズムの着地点を模索している
SF映画がやるべき仕事を真っ正面から取り組んでいるのだ
これこそ正統的な本当のSF映画と言えよう
本作ではヒューマニズムの勝利でエリジウムは開放される
人間は全て平等なのだ
だかエリジウムはそれで永遠に維持されるのだろうか
ローマ帝国の崩壊を見る思いだ
帝国は崩壊し長い暗黒の中世が続くのだ
果たしてこの結末が本当のハッピーエンドだったのだろうか?
不法移民問題は米国だけではない、欧州もまた移民に音を上げはじめている
世界中で起きていることなのだ
日本はどうか?
同じだ、いや日本こそエリジウムだろう
では私達エリジウムの住人たる日本人は、全ての貧しい外国の人間に無制限に日本を提供することができるのか?
なに隔てなく日本人と同一に無制限に受け入れることができるのか?
問われているのは私達だ
ではジョディ・フォスター演ずる長官が正しいのだろうか?
何故地球が荒廃してしまったのか?
何故地球をより良い環境に出来ないままに放置されているのだろうか?
様々な思いが去来し、そして重い
正解はない
SFのガジェットや描写も、所々怪しいところは有るものの、多くはSFファンの目に十分耐える素晴らしいものだ
脚本が雑であることが残念でならない
だが甘いヒューマニズムの勝利に流れてしまうのは、監督の逃げではないだろう
このラストで本当に良いのか?正しいのか?
そこを考えてみてくれというメッセージであったと思いたい
【ニール・ブロムカンプ監督の独特な世界感満載のエンタメSF作品。】
〈ニール・プロムカンプ監督の独特な世界感〉
・ユートピアとデストピアの対比
・キャピタリズム
を分かり易く設定に盛り込んでいる。
ユートピア:エリジウム
ディストピア:様々な汚染と貧困が蔓延る地球
エリジウムのスペースコロニーを管理するジョディ・フォスター演じるデラコート。(冷徹な知性ある女性と言えばジョディ・フォスター、というかどんな役柄でも大丈夫!)
VS逆境を跳ね返す男と言えばこの人、マット・デイモン(マックス・ダ・コスタ)の凌ぎ合いも面白き作品。
〈2013年9月27日 劇場にて鑑賞〉
分かりやすいハリウッドSF
勧善懲悪の正義は勝つ、分かりやすいストーリー。
こんなさらっとしたストーリーなら1時間くらいでやってくれたら時間の節約になるのだが。
一応格差問題という社会問題は扱ってますよという内容だけど、そんなに深く考えさせるものではない。
未来のゴージャスなスペースコロニーや武器の描写を楽しみましょう。
製作陣とキャストとのバランスの悪さ
個人評価:3.5
ジョディ・フォスターやマット・デイモンなどのいい役者を使い、また設定も興味深く面白い。またSF銃の描写も悪くない。ここまで揃えながら、全く面白くない作品に仕上げいるのは誰な責任だ。
演出・脚本・構成すべて弱く、人物描写もへた。いい役者なのに深みの無いキャラクター陣なので、人間関係も見ていてつまらない。
「第9地区」も評価に反して、子供が見るようなSF作品だったが、本作もこの製作陣であれば、無名の役者を起用した方が、バランスがよくB級SF作品として見れるかもしれない。
地域限定物語の感は否めない
地球の下層階級と、宇宙ステーション「エリジウム」の超富裕層との対比が見事です。でも、この手の設定でよくある地域限定(この場合はロサンゼルス限定)のローカルストーリーで、全世界的な広がりは感じられません。それに、いくらシステム作成者による改変であっても、世界の基幹を成す大切な構造が脆弱すぎるでしょう。これならいつでも核兵器が使用できる世界になってしまいます。
また、名優ジョディ・フォスターの扱いが雑。最後の結末も「マット・デイモンだからたぶんこうだろうな」と予想される通りで、意外性はありません……等々。と、突っ込みたくなるところは満載ですが、最後まで飽きさせない展開で楽しめたのも事実です。
余談ですが、洋画の「子供時代」は本当にそっくりさんを厳選していますね。そこは日本映画も見習って欲しい。子役が全然似ていなくて興ざめする事が邦画では多いですから。
おもしろい。SFではあるけれど、富裕層VS貧民層みたいなところにテ...
おもしろい。SFではあるけれど、富裕層VS貧民層みたいなところにテーマがいってて、そういう部分で監督っぽさがすごくでてる。
コロニーと地球との間には、富裕層側が作った壁がある。なにかの比喩。
手術のシーンとか見せ場は結構あるもののストーリーはオーソドックスで盛り上がりにかける。ラストもそのまんまだった。
貧富がすべての世界
壮大な映像美、都市の対比的背景などグラフィックは美しい、最高だ。
残念なのは所々説明しきれていない箇所がボロボロと露見するところや、重装備すぎて激しいアクションができないからそれを補うためにあるような画面の揺れ、揺れ、揺れ。
ガンカタとまでは行かないが画面が揺れずともしっかりとしたアクションを見たかった感アリ
全122件中、21~40件目を表示