「前作と同じ」エリジウム たぁ〜ちぃんさんの映画レビュー(感想・評価)
前作と同じ
ニール・ブロムカンプ監督の前作「第9地区」は、南アフリカを舞台に、アパルトヘイトを連想させる設定の中にアクションをぶち込み、高い娯楽性とメッセージを兼ね備えた作品でした。
本作で描いたのは格差社会、特に医療格差。
そして主人公も利己的な人間という点で共通している。
前作では主人公の自分さえ良ければいいという、クズさ加減が気にならない位、中盤からのアクションが凄かったのだが、本作ではアクションが単発で盛り上がらず、その分主人公の利己的っぷりが目についてしまった。
そこから主人公がラストでどうなるかも容易に想像できるから、感動させようって演出も心に響かず...
でも、現代の銃などをちょい改造した近未来武器(大気圏越えのロケットランチャーいいね!)や、シャトルの造形など、男子が胸熱くなるギミックが今回も満載で、そこらへんは好きですね。
次作も期待。っていうか「第9地区」の続編作ってくれないかなぁ。
コメントする