俺俺のレビュー・感想・評価
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亀梨クン頑張ったね。
33役ですか〜☆亀梨クン頑張ったね。見事に別人格を演じていたと思います。
最初はゆるいコメディ映画なのかと思ってたけど、削除という名の殺害のやり合いになってった。
後半部分では主犯格が見えてくるけど最後は『あぁーこう来たか』となるほどと唸りましたね。
個人的にはかなり楽しめました♪
ドロドロ
三木監督の世界観大好きです 今回は、ジャニーズ保険入って安心?かな亀梨クン割と頑張ったね 加瀬クン、ふせさん、ゆるぎない演技よかです 最後の方に、人がどんどん死んでゆくのが、あんまり良くなかったかな? 削除イコール死刑て?どうなのかしら… 三木さんらしく、もっとゆるーく終わらせてほしかったです
ゾゾゾ〜
コメディかと思いきや、怖ーいお話でした。
なんだかずっと誰かに見られているような、ぞっとしっぱなしの映画でした。
まず、冒頭からよく登場するマンションの無数の窓。
映画が始まってすぐ、なんだかゾクゾク。
なんで?と思ってましたが、途中でなるほどと思った。
俺がどんどん増えて、マンションの窓が映るたび、もし、この窓全部の向こうに俺がいたら…と思うと、もうゾッとしてしまった。
また、ドキドキするシーンに限って登場する、犯罪防止のポスターや、ウサギのポスター(毛皮反対のポスター?)も無駄に怖いデザイン。
「あなた見られてますよ!」なんて書かれてますが、本当に見られてる気分。
最初のうちは、なんか楽しそうじゃん、とか思ったけど、やっぱり自分は1人がいいな、と思う映画でした。
多重人格か分人か
自分を偽って他人を装ったことによってその人自体になってしまうという自分は
どんどん増殖していき
あれもオレならこれもオレになってしまう。
ここから元の自分に戻るために
増殖した自分を殺していくというのは
過去の自分の切り捨てとか日常への回帰という感じなんでしょうか?
オレの人生系の人が革命家化しちゃう展開があるんですが
あれもマイ・ストーリー系の
自分をださずにはいられない
困ったオトナなかんじなんですが
学生時代にきちっとした自己承認がないと
オトナになってこじらせている
というかんじでしょうか?
というかこの評はあまりに心理主義すぎて人生うまくいってないときにはこのような状態に普遍的になるのか?
惠子さん、緑子さん、助けて。
今や「オレオレ」ときたら、詐欺だ!としか思えないけど、
(今度は「母さん助けて」になったんだっけ?)
これだけ大騒ぎされていても、未だに騙される高齢者の
ことを考えれば、こんな詐欺を続けるバカ野郎は、
どんどん増殖して、今作のように苦しんでしまえ!と思う。
あれだけ他人を騙していれば、その「オレ」は何人何役も
いるわけだから、それが実際に存在すればこうなるんだと
いう、シュールを超えてかなりのサスペンスになっていた。
原作はまったく知らないんだけど、
こんな不条理を描くにはもってこいの人材、三木聡監督。と
いうわけで、私的にはとても面白かった。
笑っていられない状況に追い込まれる後半の衝撃度以外は、
全体的にはダラダラと主人公たち^^;の俺山談義が続いて、
ナオのいう、
「いや~俺の純度、高いっすね~♪」には笑ってしまった。
お酒でいえばストレートの俺、サワーの俺、水割りの俺、
濃いなり薄いなりはあっても、全部俺なんだもんね~(恐怖)
私的に自分はひとりでいいと思う派なので(普通そうだよね)
これは亀梨が演じているから楽しめるのであって、
自分だったらたまったもんじゃない!さらに一番怖いのは、
周囲から見て、どれが本当の自分か分かってもらえなくなる
という恐怖、コピーの自分が本物だ!なんていわれた日にゃ、
私はどうやって生き延びればいいんだろう…とまで考える。
まるで中学生円山みたく、妄想が広がっちゃうじゃないか!!
そんな恐ろしい世界を初めはいい方向へともっていき、
のちに地獄へと突き落としかけて、巧い具合に纏めている。
33人もの俺(実際は34人いるの?)を演じ分けた亀梨の熱演も
さることながら、特に主要の三人、それぞれがキャラクターを
もち、まったく違う存在感を醸しているところがいい。
実際には均の濃度が強いはずなのに、大樹に操られ、ナオに
感化され、自分が自分でなくなっていくような、均の焦燥感。
好きな自分と嫌いな自分、強い自分と弱い自分、を客観的に
見ることで、自分ってのは、こんな人間か~が分かると同時に
それが本来の自分を乗っ取ろうと迫ってきたらどうすればいい!
いや~怖い。やっぱりこのドラマ怖すぎる。
さて大樹の母役の高橋惠子、見事にハマっていて面白いです。
黒毛和牛のCMより面白い!
キムラ緑子の飄々とした演技は言うまでもなく。
その他、脇が豪華に三木常連組も含めて、笑わせてくれます。
あ!っていう登場場面くらいの人もいるんでお見逃しなく。
エンドでは、ほとんどの字面を亀梨が埋めてきますので(33人分)
また改めてそんなにいたのか!と思い返すことができる。
観た後、いろいろ語りたくなる不条理サスペンスになってますが
これが詐欺撲滅のキャンペーン作品になれば素晴らしいですね。
そうそう、劇中で母親を名前で呼ばせるという技は、
ちょっと気持ち悪いけど「母さん助けて」詐欺には大変有効です。
その家でしか通用しない呼び名でいきましょうね、これからは!
(俺も私もひとりでいいんです。純度が高まるでしょ、その方が♪)
俺が『俺』なのかわからない
気持ち悪ーっw亀梨くんがいっぱい…
これ本当に三木監督?!って思っちゃうようないつもの感じもちゃんと確立されているが、スリリングな展開が多めな作品だった。
ちょっと複雑だったのでついて行くのが大変だったけど面白かった!
結局全く同じ人間なんて存在することは不可能、ということですね。
現実、実は私は存在していないのかもとか思うこともあるが、この映画で自分は自分でしかなく、ちゃんと存在しているということを実感することができた。
いつでもみている
ベムの鍛えられた身体とはまたちがったゆるい体形も役のうち?おなか周りについ目がいきました。
危険生物モルモットの貼り紙が、後半では×印に。絶滅したから×なのか、危険性がなくなったから×で削除されたのか?壁やATMや目に付くところに表れるも好きです。増えていく俺と、腕時計のトリッキーな使われ方が楽しめました。謎が解き明かされる訳でもない辺りがぎりぎりいいのかも。高橋恵子さんのその場跳びが輝いていました。いつまでも綺麗な方ですね。
封切日の初回上映だった割に、ライバルが少なくて、驚きました。
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