「じわじわくるスルメ映画」俺俺 ▼・ᴥ・▼ marronさんの映画レビュー(感想・評価)
じわじわくるスルメ映画
亀梨クンの1人33役ww
ファンにはたまらない映画でしょう(笑)
最初は訳が分からない内容だと思いましたが
理解してからは、2回目、3回目と見たくなります。
だって最後に残ったのは誰なんだろう・・って疑問に思うから。
でもやはりストーリーとしては説明不足が多く
「俺」が増え始めた理由とか増加が収束する理由とか明かされないので
観客は意味不明なまま自分で処理するしかないのは
脚本の出来が悪いようにも思える。原作にも書いてないのかな?
とにかく謎が多い映画で考察していきました。
以下は映画見たけど意味分からなかった方だけお読み下さい↓
■最初と最後だけヅラじゃない意味は??
なんか意味があるのでしょうか?めっちゃ気になる要素ですが
実はなにも意味がないのかも知れない・・???
■冒頭の母(マサエ)の言葉
「ねぇ、君私の事見えてる??」・・この不思議な言葉。
本物か偽物かを確認しているようにも見える。
電話がかかってきて母が「ぁ、均なんだけど」
均「着信拒否しとけよ」母「ぁ~なるほど」
既にコピーが結構居ると思われるww
■ファースト店で自分の名前をエゴサーチする意味
コピーの均だから?「永野均」とはどういう人間なのか検索したのかな?
■本物の大樹は死んだ?
ファーストフードで均が携帯を盗んだ時から均は大樹のコピーに上書きされた。
本物の大樹は倒れた音だけしたけど死んだっぽい。
均が振り返っても驚かないのは、偽物だったから?
■隣人の不気味な女性
洗濯機回してたニヤリと不気味な笑みを見せる女性は謎のまま・・
■均「お前もモルモットか?」大樹「ぁぁ、モルモットだ」
携帯のストラップの事を言っているように見えるけど、実は自分たちの事と重ね合わせている。
つまり2人共増殖したコピー人間だと思われる。
■指をくるくるする意味は?
サヤカ(内田有紀)が均に指をくるくるして何かを確認してる仕草に見える謎行動。
■家電量販店の南さん
ヤソキチが会社やめる話をするシーンも違和感ありまくり。
南さん(ふせえり)もコピー人間で途中で本物とコピー入れ替わっている。
■途中からナオが均?
1人目の劣化版コピー人間がトラックに跳ねられて死ぬ事件後に
ナオが水道水を飲むシーンが冒頭の均と入れ方が一緒。
■タジマ主任も俺になっていく様・・
これを見てふと思ったんです。もしかして妄想??夢??
劣化版はこうやって他人が俺になっていく・・??
■葬式後の3人の警察官に事情聴取されるシーン
前に座っていた警察官が本物の大樹と同じ口癖「・・さっ」なのが気になる。
■サヤカはキーパーソン
冒頭に母に言われた言葉を物語終盤でもサヤカ(内田有紀)に同じように「あなたは私が見えているの?」と聞かれる。
「問題は途中で起こるもんじゃないわ。最初から起こっているのよ」
つまり冒頭のシーンから問題は起きている。最初から偽物しか居ない?
■サヤカと朝を迎えたはずが・・俺になってたww
ここでタジマ主任と同じように顔が変わっていくことから
劣化版は他人が顔だけコピーされたのではないかと推測出来ます。
そしてこの時「どうした?どうした?」と2回言ってることから
均になりすましたナオだと思われる。
■終盤自分のアパートに戻るシーンはナオ。
冷蔵庫からミネラルウォーターを飲んでいることからして均でなくナオっぽい。
均なら水道水を飲んでいるはず。
■最後に残ったのは??
動画で殺されたのは均。均を殺したのは大樹。最後にナオが大樹を殺して生き残ったのはナオという結論に至りました。
お金を返す時に大樹の母が「どちらさまですか?」ということからも均では無いと言い切れる。
均なら大樹~!って喜ぶはずだから。
そもそも・・均、大樹、ナオは全員コピー人間だと思う。
■ラストシーン
ラストの実家でのシーンでは冒頭同様にヅラじゃないんですw
すべてが夢オチだったのでは・・とも思える(笑)
ヅラが関係ないなら私はナオで確信しています。
最後、母(マサエ)「今まで1度も呼んでくれなかったのに、どうかしたの?」って言いますが劇中で
均も大樹も「マサエさん」って呼んでいます。
ということは一度も呼んだことがないナオで確定。
これは私の見解であって映画見た方によって考え方が様々だと思います。
実は俺俺詐欺をする前から増殖はしていたのでは、ないかと思いました。
真実は俺が俺って認めること。
それがこの映画のメッセージ性かな。