「強烈なキャラ目白押しなウェスタン映画」ジャンゴ 繋がれざる者 木神さんの映画レビュー(感想・評価)
強烈なキャラ目白押しなウェスタン映画
奴隷だった主人公が元歯医者の賞金稼ぎに拾われ縁あって弟子になりガンマンとして多くを学びやがて師匠と共に悪辣な奴隷農園の主を演じるディカプリオから奥さんを救う---
というお話、かなり痛々しい描写に身がすくむ部分もあるが勧善懲悪で面白い。
手を流血させる大ケガしてもその血をヒロインに塗りたくる役者魂全開な極悪人レオ様にご注目。
邪悪なオランウータン風の特殊メイクに相応しい陰湿で狡猾な執事を演じたサミュエルにもご注目。
でも本作の役者で一番推しは元歯医者の賞金稼ぎの俳優、タラちゃん制作【イングロリアス・バスターズ】では恐ろしいナチス将校だった人が今回は作中随一の善人かつ愛嬌のある有能師匠を好演、もう存在感がありすぎてアンタッチャブルのショーンコネリー状態。
でも主人公も好き、アメスパ2を先に見てたからあのエレクトロが奴隷から解放されて一流の賞金稼ぎに成長していく過程は応援したくなる。最大のピンチに陥った時にかましたハッタリ交渉は無知な奴隷だった主人公が師匠と同じ手練れガンマンに到達した名シーン、タラちゃんの爆殺も注目所。
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