「貧困と人種差別」ペーパーボーイ 真夏の引力 Raspberryさんの映画レビュー(感想・評価)
貧困と人種差別
うだるような暑さと湿った沼地。
テレビ画面から流れる「豊かなアメリカ」とは裏腹に、貧困と人種差別者が深く根を下ろした土地。
底の見えない沼を覗き込むような怖さを感じた。
どんなに血なまぐさくても、歴史の断片を直視させてくれる作品が好きだ。
歴史の暗部を都合よく浄化したような作品は、「余計なことは考えるな」と言っているようなものだ。
まずは知ること。
この時代の南部のリアルを垣間見ることができた。
映画好きで良かった。
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