新・三バカ大将　ザ・ムービーのレビュー・感想・評価

　83万ドルを一か月以内に稼がなきゃいけない！おバカ3人組がどうやって稼ぐのかが見ものである序盤の第1章。なんでもやりますと書いたプラカードで宣伝するものの、そんなに世の中甘くない。しかし、ボーイフレンドとともに夫を殺そうと計画を立てていた富豪夫人が現れ、彼らに頼んでしまったのだ。そのボーイフレンド、マックの顛末が笑えるところで、いきなりカーリーに突き飛ばされ、バスに撥ねられてしまう(笑)。

　すったもんだがあって、命を狙われていた富豪とは、幼き頃彼らとともに暮らしていたテディだったのだ。最終的には、その計画を立てたのは里親である養父であることが判明。

　3人の友情をメインに感動的なメッセージも盛り込んであるし、まとまってはいるけど、全体的にドツキ合いが多い3人の演技には引いてしまう部分が多々あり。

　シスター・バーニスを演じる女優のキャサリン・ケイト・アプトンは綺麗♪期待できる。

【2014年ケーブルテレビにて】

バカみたいな王道コメディ。

良い子は真似しちゃダメだよ！

往年のコメディ映画シリーズ「三ばか大将」を、ファレリー兄弟がリメイク。

赤ん坊の時に孤児院に捨てられたモー、ラリー、カーリー。手のつけられない“三バカ”に成長して、毎日がさあ大変。そんなある日、育った孤児院が財政難で閉鎖する事になり、存続のため奔走するが、ありとあらゆるトラブルを巻き起こす。

見てみようかななんて思ってる物好きな方へ言える事は、何も期待しちゃダメ。
ストーリー性全くナシ、うるさいくらいのドタバタ騒ぎ。
いかにもファレリー兄弟らしい、(言うまでもなく)日本劇場未公開のおバカコメディ。
いや、“らしい”と言うのは語弊。かなり幼稚。映画というより、映画の名を冠したコント。
ちょいと調べてみたら、オリジナルも元々TVのコント番組だったのが、人気を博して映画になったそうな。
オリジナルは未見だけど、この映画とはきっと違ったんだろうなぁ。
ファレリー兄弟の最近の迷走ぶりが垣間見えてしまう、そんな映画。

当初はショーン・ペン、ジム・キャリー、ベニチオ・デル・トロがキャスティングされていたのは有名な裏話。
ペンとデル・トロのおバカ演技を見てみたかった気もするが、もし実現していたら、3人の黒歴史になってたかも…？？