キャビンのレビュー・感想・評価
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ホラーへの皮肉交じりの応援映画
奇想天外
最高!
一歩進んだギャグホラー
男女混合ペアで山奥のペンションに行き、モンスターに襲われるというベタなホラーと思いきや、裏ではそれを操る裏組織が。裏組織はおちゃらけた感じでどのモンスターが殺すかなどを賭けたりしちゃってふざけすぎ!そこのギャグ要素がかなり強い。後半ははちゃめちゃな感じになって終了。でも脚本が散らかっていないでまとまった終わり方をしたのが好印象。設定も着眼点が素晴らしい。
王道ホラー+α
字幕版、BDにて観賞
適当に説明すると、王道ホラーに色んな設定を加えたカンジ。
登場人物やら話の進みかたやら、ラスト35分程までは王道中の王道だった。しかし、この地点でもちょこちょこと「??」となる場所があり、さらにそれを越えると、この王道ホラーの楽しさとは違う楽しさを感じられる。
つまりは「1度で3度おいしい」作品だった。
ラストはとてもワクワクして、絶望的な描写にコメディ色を加えたような場面は、どこぞのイグアナとは違って作品とマッチしている。
ただ、オチが少々ガクッと来てしまう。
これはこれで面白いオチなのだが、この終わり方に矛盾を感じた。
しかし、おいしい部分をほとんど回収できていて、ハラハラドキドキな描写、なるほどと思えるような終わり方はとても楽しめた。
最後にクリス・ヘムズワース(アベンジャーズシリーズのソー役)がカップルのポジションに立ってて、あんなことやこんなことしてるところに物凄い違和感を感じたのは僕だけじゃないはず。
なんだこれは?化け物パーティーか?
愚者と処女
期待を裏切らなかったっす。
面白かった。
ラストの多種多様の怪物が放たれての
殺戮シーンだけでもかなり興奮した。
あと日本は、こっくりさん的な怪物を、9歳児相手に倒されちゃってるのは日本しっかりしろって思いましたっすね。
クリスヘムズワースって見たことあんなーって思ったらマイティソーかいな。ええ加減にしいや。
予備知識なしでこ鑑賞がオススメ
興奮した!
ホラー好きにはたまらない作品。
随所に「死霊のはらわた」などのオマージュを感じさせる。設定も斬新で、ここまで驚いた作品は久しぶり。 映画の冒頭は良くありがちな形だが、所々に不穏な空気というか、なぜ見張られているのだ?
と観るものを不安にさせるシーンがある。
若者達の乗る車が目的地周辺の場所に来た時、その場所がとんでもない場所で、もう逃げることが出来ないと分かる。
そうなのです。その場所は、シールドで覆われていたのです。もう中に入ったら終了。
そこは、全てを監視されている所で、定番のホラー映画のシナリオどうりに事が進むように操っているのです。で、本当にゾンビとか「ヘルレイザー」のピンヘッドみたいなやつとかを作っているんです。
それは、単なる異常者の趣味ではなく、大勢の人間が働く組織として機能しているものなんです。
なぜ、実際に人を殺すのかは映画の核心に触れるので言いません。
映画の終盤は冒頭と全く異なる雰囲気になり、ラストは「ミスト」と同じ位の衝撃!
是非観賞してみて下さい。
ステレオタイプを逆手にとった意欲作
若い大学生五人組が週末を過ごそうと山奥の別荘へと向かう。途中のガソリンスタンドでは薄気味悪い主人が彼等に警告する。
という、いかにもホラー映画にありがちな幕開けだが、ひとつ違うのは、謎の組織がモニターで彼等を監視していること。
映画を観る時、特にホラーやスリラー、いわゆる“怖い映画”を観る時には、これはフィクション、作り物なんだと、どこかで自分に言い聞かせながら観ている(と思う)。
謎の組織の人間(と地下に封印された存在)は、正に観客そのものなのだ。
緻密な舞台設定と(いかにもありがちなホラー映画の)シナリオによって操られる登場人物達を監視している謎の組織を観ている(監視している)観客という二重構造が成立している。
確かに、突っ込みどころがない訳ではないし、ラストのクライマックスはサービス過剰と思わないこともないけれども、ありきたりなものは作らないというその気概やよし!
謎の組織のトップとして、シガニー・ウィーヴァーが登場するのは、どうしたって『宇宙人ポール』を思い出させるし、謎の組織の人間として、リチャード・ジェンキンズとブラッドリー・ウィットフォードのキャスティングがナイス。
成功率100%だった日本で(それも京都っていうのは安倍晴明を思い出すけど、アメリカ人のクリエイターがそこまで知っててこの地を設定したのかどうかは分からないけど、知っていたとしたら凄い!)小学生の女の子達が悪霊を「どんぐりころころ」で調伏しちゃうのには笑わせてもらった!
それにしても、
「人間は他の種に道を譲る時よ」とは何たる諦念!
チーーーン。
非常に良かった。
『5人の若者、バカンス、人里離れた場所に建つ山小屋。
あなたが今、考えた…その予想は、絶対に裏切られる。』
本作の紹介文を裏切らない構想、設定。
全てのホラー映画を包括かつ凌駕する設定に只々感服。
終始ゲラゲラ笑いながら観ていました。
また奇抜な構想、設定で話の展開は残念という竜頭蛇尾な流れにはならず。
ベタかつメタ的な要素を入れつつ、不謹慎なネタも入れつつ。
非常にバランス感覚に富んだ作品だったと思います。
特に終盤の或る場面。
都会の生活で見慣れた風景が文字通り『扉を開けてみると』阿鼻叫喚。
執拗に繰り返される同じ構図にグッときました。
その直前の硝子収納ボックスも豪華絢爛で良かった。
アレはアレの…とか。
アレは何がネタ元か分からない…悔しい!!
といった、このジャンルが好きであれば好きな程に惹き込まれる作品でした。
やはり奇抜な構想や設定からもたらす大きな肝となる本作。
予告編、口コミ等の全ての関連情報をシャットダウンして観ると一番楽しめるかと。
そして鑑賞後、アレはアレだったよねと談義するとより楽しみが増すと思われます。
オススメです。
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