そして父になるのレビュー・感想・評価
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抑えた構成に好感
見る前はどんなにベタに泣かせる映画なんだろうと思ってましたが、意外に抑えた演出で予想外にさっぱり楽しめました。
こんなレアな話を映画にして、泣かせ意外に何があるんだろうと懐疑的でしたが、家族って、と言うことを素直に考えさせられました。二組の対比的な夫婦、家族の在り方が嫌味なく、シンプルに今の日本の社会の秒巣を描き出していて、自分自身も今日家に帰ったら変えていかなくてはと、気づかされました。
家族が愛おしい
福山雅治、尾野真千子、真木よう子…
大好きな俳優女優さんたちが見れてすでに大満足ですが、今までに映画からは味わったことのない家族愛を見せられ胸打たれてしまいました。
福山雅治が演じる『良多パパ』は、決して悪い父親ではない。仕事に没頭するあまり家族との時間をないがしろにしているが、仕事をすること、それが家族を守り幸せにする事と信じているところがあり、ちゃんと家族を愛している。
少なくとも、たいした仕事でもない仕事を理由に家族との時間を取らない自分などとは大違いで、むしろ尊敬に値するくらいの父親像だと思う。
また、物語冒頭からラストまで一貫して登場するレクサスLSが、父として男としての憧れを手に入れた世の中の理想像を象徴している。
しかし、不思議とこのレクサスLSが物語後半ではつまらないものに見えてきてしまう。
家族を幸せにするために本当に必要なものなのか?
そもそも家族ってなんなんだ?
いやがおうでも家族と、息子と向き合わなければならない時間が父親としての意識を変えていく…
じわーっと、しかし、しっかりと心の奥に響いてくる良い作品でした。
ほんとに、今からでも遅くないから子供や妻とちゃんと向き合おうと思ってしまいました。
リリー・フランキーほど家族と触れ合わず、福山雅治ほど稼がない、わが身のポンコツっぷりに心底反省です。
そして、、、、、
この作品は、親子の愛を痛烈に演出した作品です。且つ演出が、生々しく、リアルに描いています。俳優さんたちの演技も良く、福山雅治さんは、見ていて、憎たらしかったです。笑リリーフランキーさんは、凶悪での印象が、強く、そこを対象的に見るのも、楽しめました。今の時代、育児放棄などが、ある中、こういう作品を見なければいけないと思いました。
どうでもいいことですが、リリーフランキーさんの役は、いい親父だったんですが、途中で、働けよ!!と思いました。笑
親の気持ち、子供の気持ち
タイトルからわかるのは、子供の取り違えを通して成長する父親像なのかなってことだけど、子供が受ける傷とか考えちゃうね。
何が子供にとって幸せなのか。二組の家族が対照的だからこそ、余計考えちゃうよね。
どっちの親もある意味完全ではない。完全な人なんていないしね。それがわかりやすく描かれた二組だったと思う。
選択の問題
淡々としたドキュメンタリーのような映画。
物語に起伏があるわけではありません。が、本物の家族の人生が綴られているような見応え。
自分に子供が居てあまり帰ってこない夫がいるのなら、すごく身に迫って感じられ、感情移入できるでしょう。
または仕事が忙しく、妻と子供とはあまり合わない生活を送っている人なら。
もし、突然『自分の子供が自分の子じゃない』と知ったなら、と想像することは簡単そうです。それくらいのリアリティがありました。
静かなリアリティがあるからこそ、盛り上がりに欠けるっちゃあ欠ける。
退屈な人にとっては退屈だろうな。
泣ける泣ける泣ける!
とりあえず、泣きました!笑
最後のところとか、滝のように涙が…
子供は、育てられた親によって、
どのような性格になるかが変わるということがよく分かりました。
子供を自由に育てる親と、
自分が権限を持つ親。
双方とも、短所と長所があり、
それがまた、いいところなのだろうと思った。
前評判に惑わされて見ると、半減するかも
カンヌ、カンヌと大騒ぎの前評判
アカデミーと違って外国の映画祭の受賞作品は
得てして 大衆向けじゃない・・・と思ってみるべし!!
TVドラマはおおこけしたものの
程よい尺に納まった
是枝監督の生真面目さが凝縮された、らしい作品。
ただ演じての
子供を持つ人とそうでない人からの
嘘っぽさのにじみ出る感じの差は見えた気が・・・
最近、真木よう子のかすれ声の演技が
どれも類似して違いが不明の声大ですが
やはり産んだ人からのかもし出しは違って
いい感じだった。
福山くんはエリート云々より
ザッツ福山・・・そこが少々
泣けない理由でないかと・・・・
どちらか一方をという事ではないのでした。
主人公から相手側へと感情移入先が移って、最後には主人公の方にまた傾く。でも、どちらでもない、一段高いところに成長させられている。子供が待っていたことに気付かされる。解釈も人それぞれ、何が正しいとわりきれるものでもない。
いい映画の部類には入っていると思います。
期待しすぎないこと。
予告がとても魅力的で周りが泣けたと言っていたこともあり、期待して鑑賞。
が、期待しすぎたのか泣けませんでした。
良い意味でリアリティがあって、もしこんな事があったらと考えさせられました
ですが、全てがたんたんと大した盛り上がりも余りなく終わってしまったので、そこが期待を裏切られたとこかな。
唯一、ウルっときたのはカメラを観ながら涙するシーンですね。
ラストの決断も私的にはスッキリしました。
うーん。
ワクワクして見に行きました。
思っていたよりも、
なんか感じ取れるものが
少なかったように思います。
注目されすぎて期待しすぎたのかな。
真木よう子の演技が、癖があるのか?どの作品も同じに見えるのは私だけでしょうか。
予告編の失敗
期待を上回るほどではなかったですけど、がっかりはしませんでした。是枝監督らしい作品だな〜て思いました。物語はわりと単純ですから、注目ポイントはもちろん人物の描写ですよ。気持ちいいくらいはっきりとした人物像を淡々と描いていく感じは好きでした。
ただ、一つ最悪なのが、予告編ですね。予告編が作品に対する無責任な作り方で、感動が半減!ネタバラシ同然の予告編は本当に意味不明。映画の趣旨がどこにあるのかもわからないまま予告編を作ったイメージです。
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