そして父になるのレビュー・感想・評価
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尾野真千子、、出演作品。福山雅治を主演に、息子が出生時に病院で取り...
尾野真千子、、出演作品。福山雅治を主演に、息子が出生時に病院で取り違えられた別の子どもだったことを知らされた父親が抱く苦悩や葛藤を描いたドラマ。
そして父なのか考える
是枝作品なので、過去作と対比しながら見ました。
過去作では、野々宮良多のようなエリート描写は無かったので、
今回この野々宮家は凄く偏った視点で描かれてる気がする。
んー、Fテレビの製作なのもその所為か?これも偏見か。
しかしそれでも良かったと感じるのは、斎木家の人々の言動。
斎木家の描写は、是枝作品の常連な感じ。
リリーさん、真木よう子の発する台詞が妙に刺さる。
「時間が大事よ、一緒に過ごした時間が」
「親子のつながりを感じられない父親は血縁を頼る」等々。
自分もホントに「父親」になっているのか?
自問自答させられる。
是枝作品常連の樹木希林が野々宮家側だったのは意外だった。
本当の親子ってなんだ?という問いかけの連続
子供にとっても親にとっても酷い現実。でもそこに散りばめられたシーンやセリフの中に「本当の親子」ってなんだ?という問いかけが続いていく。リリーフランキーが言ってたように、自分の経験からも時に親子に必要なことは計量的に「一瞬に過ごした時間」だ。
あの看護師にも「時効はないだろ?」と思えるけど、彼女の存在もこの映画全体を貫く「法律やロジックでは全ては割り切れない」ことの伏線。彼女もまた精一杯の誠意を見せた。
あのラストシーンから続く結論が「そして(本当の)父になる」ってことなのね。
観たくないけど、反らせなかった
観ててずっと辛い。
最後に父と息子が抱き合うシーンで少しほんわかするけど、やっぱり辛い。
誰も報われないストーリーだな、と感じた。
現実にあると考えると恐ろしい。
子供も親もみんな可愛そう、ほんまに意味わからん。
父と息子が並行して歩くシーン格好いいです。
アマゾンプライム画質悪いね。
血の繋がりか、愛した時間か
血の繋がりか、愛した時間か。
6年間育てた子供が病院で取り違えられ、
他人の子供だったと知らされた2組の夫婦を描く作品。
親の葛藤、2組の夫婦の摩擦、生みの親か育ての親か、
子どもから純粋なる育ててもらった親への愛、
さまざまな心情が複雑に絡み合っているリアル。
正解など誰にもわからない。
下した判断の良し悪しは、これから先の自分次第。
悩みながら、葛藤しながら、子どもとともに成長する。
そして、父になる。
重さに耐えられるか
とても重いテーマの映画。
最初から最後まで重いストーリー展開と演出。
その重さに観ていて耐えることができて、そんな重たい感じの映画が好きな方にはオススメです。
色々なことを考えさせられる深い映画でした。。
子供にとって、どちらが良いか…
真逆の家庭環境で育った子供たち。
急に入れ替わっても、そんなに適応出来ないだろうなぁ~
特に、楽しい家庭から厳しい家庭ってのは、子供にとったら地獄だわ…
最終的には、出来の悪い子供より、しっかり6年躾けた子供が恋しくなったようにしか見えなかった…
それにしても、出てくる俳優がみんな実力派ってのが凄かった。是枝監督からオファーが来たら、みんな断らないってコトかな?
とりあえず、リリー・フランキーが毎回『こいつが出がけになって…』って言うのが笑える(^o^)
結末は視聴者の想像に任せます系のラストだけどさ
まあ実際は育ての親が引き続きそのまま家族となっていくんだろうな
でもそれで幸せになれるのかな
ずっとこの子は自分の本当の子供じゃない、自分の血をひいてないってわかってて育ててんでしょ。子供自身もそう。そうわかっててお父さん、お母さんと呼んで生活してるんでしょ
可愛そうじゃない?
2にしようと思ったんだけど
色々考えさせられる内容だったし
不覚にも泣かされたので3にしました
静かに始まり静かに終わる
昔話題になった映画。
地上波を録画していたものを、時間ができたのでやっと見た。
感想としては淡々とした日本映画、の印象。
俳優陣の演技は引き込ませるほど良かったが
淡々として取り違えという取ってつけたような設定が
つまらなかった。
これもまたレンタル落ちDVD200円。 赤ちゃん取り違えの悲劇。実...
これもまたレンタル落ちDVD200円。
赤ちゃん取り違えの悲劇。実際にたくさんあったというのが恐ろしい。気づかぬままの家族もあるだろうとか。
是枝作品は配役が絶妙ですね。今回MVPは真木よう子。こわ可愛い母役最高、この頃の彼女は良かった。
結論がちょっと甘いぞ!どうせならどちらの子からも嫌われ、嫁には見捨てられ、朽ち果てていくエリート福山を見たかったぞ。
タイトルは「そしてウツになる」もしくは「そしてヤケになる」
子供が取り違えられた事への親の怒りがあまりにも淡々としていて違和感...
子供が取り違えられた事への親の怒りがあまりにも淡々としていて違和感が。一方子供も6歳であればもっと激しい戸惑いがあるはず。いろいろな意味での人間臭い感情が感じられなかった。
ケイタ君が不憫だ
自分の事しか考えてない父親に振り回されて可哀想に。明日からあっちの家に行け、もう帰ってくるな。かと思えば約束破って会いに来ちゃった。。
こういう時子供に選択権は無いのか?
最後のケイタがカメラでいっぱい自分を撮っていた事を知って泣くシーン、どれだけ自分大好きなんだよ。
父親になるということを自覚させる
そして父となる、は子供を取り違えるというショッキングなことがテーマですが、そこに焦点があるわけではなく、あくまで福山雅治の演じる父親が、父親として自覚するまでの成長物語の側面が強い。取り違えの話はあくまで背景としてしか意味はない。そこに対しての社会的なメッセージなどは全くない。病院との裁判もほぼ描かれないし、加害者との話も多くはない。加害者とのエピソードと、母と子との絆を主人公に印象付ける役割でしかなく、批判的ではない。
子供が生まれたからといって、男は自動的に父親になれるわけではない。子供にとってかけがえのない存在であると自覚すること、子供との時間をいかに大事にしたかによって、それは徐々に父親らしくなっていくのだ。
主人公の父親は血縁という、母親は血縁ではないという。
何をして父親というかは正解はない。
しかし、自分がどういう父親であろうとするかは各個人で答えを持っているべきだ。
子供にとって父親は1人しかいないのだから。
家族になってゆく
2度目の鑑賞
正解のない父親の姿
替えのきかない父親という役割
それぞれの父親があって
それがどんなでも子供にとっては
たった1人の父親
大人だって気づかないことがある
大人だって間違えることがある
それでも1番に、沢山の愛を、子供に注ぐ
家族みんなで家族になっていく
時が父親にはしてくれない
みんなで家族を考え、家族になる
何度見ても泣いてしまうと思う
心にしっかり入ってきます
ぜひ万引き家族も劇場でみたい
普遍的なテーマ
やるせなさや息苦しさを沢山感じることを想像していたが、そんな事はなかった。意外とさわやか。
父とは何か、家族とは何か。
子供を愛し、育てるとはどういうことか。
子供の取り違いという今では馴染みがない事件を発端にはしているが、問いかけているテーマは人の親なら誰にでも当てはまる普遍的なもの。
役者陣の演技がとても素晴らしく、ずっと二つの家族の行く末を見ていたい、見届けたいと感じさせてくれる映画だった。
是枝監督の映画は大好きだ。
万引き家族、観に行こう。
おうち-95
「父」になった。
上流階級の子供と庶民的な家庭の子供が、生まれたときに取り違われて育った話。
視点が上流階級側というのが面白い。
是枝監督は、むしろ庶民的な暮らしを描いてきたと思ってたので意外。
都会で必死こいて働いてる身としては、福山さんにもリリー・フランキーさんにも同情できる部分があって、その心の痛みが伝わりました。
6歳くらいの子供を持つパパってちょうど仕事も任される身になったりして、家庭を犠牲にしなきゃいけない部分もあるし、
でも家族と過ごす時間が一番だっていうのはすごくわかるし。
私の父も仕事人間なので、海外赴任、単身赴任、出張、毎日残業…で、父親と夜ご飯を一緒に食べた記憶があまりないくらいだけど、一家の大黒柱として働いてくれて、遠目から暖かく見守ってくれてたから自信持って「愛されてた」って言えます。
斉木家のほうが幸せそうに映るけど、決して野々宮家も不幸ではないと思います。
どちらも幸せな家族。
子供取り違え問題は、ちょっと違うけど『八日目の蟬』だったり、ポップには『塔の上のラプンツェル』だったり、結構映画では観るテーマだったりしますが、現実味を持って悩ませられるのはこの作品が随一かも。
是枝作品は肌に合うみたいなので、これからも追っかけたいと思います。
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