そして父になるのレビュー・感想・評価
全216件中、41~60件目を表示
【"子供のために毎日頑張る父親は、涙するに違いない・・・。"と、観賞当時思った作品。】
ー 今作で福山雅治さんが演じる野々宮良多は、前半は相当、いけ好かない奴である。
上から目線で人を見る姿や話し方・・。
特にあの
”ふたりとも引き取りましょうか・・”の台詞には怒りが爆発したものだ(脳内で・・)ーー
・野々宮が乗っている高級車も、(とっても良い車なのですが)彼が運転していると、
”うーん、君は、乗っている車で自分のステイタス感を出す奴なのね・・。
君が乗るには10年早いね・・。”
と、心中思ったものだ。
(私も充分、上から目線である・・。)
・その後、斎木家夫婦(雄大:リリー・フランキー、ゆかり:真木よう子)の子育ての仕方、人との接し方など、自分とは違う価値観の中で楽し気に生きる姿や
妻みどり(尾野真千子)の彼に対する遠慮しながら生きて来た姿勢が変容する様、そして、その理由に気付いていく過程の中で自分の価値観、生き方に疑問を感じていく良多の姿。
・そして、良多が6年間育てた”息子”慶太に
”出来損ないだったけど、これでもパパだったんだよ。”
と川沿いの道で、必死に声を掛けるシーンで、涙が溢れてしまった。
<是枝監督が描く家族の姿は様々だが、今作は当時、自分と息子との関係性をダブらせて観てしまったため、後半部分、涙が止まらず困った作品。
その後、
”貴方は相変わらず、傲岸不遜な態度を取っている”
と家人に言われた際には、見返している作品でもある。>
<2013年9月24日 劇場にて鑑賞
2020年1月12日 息子が成人式に出掛けて行った日にレビューアップ。>
そして父なのか考える
本当の親子ってなんだ?という問いかけの連続
観たくないけど、反らせなかった
血の繋がりか、愛した時間か
血の繋がりか、愛した時間か。
6年間育てた子供が病院で取り違えられ、
他人の子供だったと知らされた2組の夫婦を描く作品。
親の葛藤、2組の夫婦の摩擦、生みの親か育ての親か、
子どもから純粋なる育ててもらった親への愛、
さまざまな心情が複雑に絡み合っているリアル。
正解など誰にもわからない。
下した判断の良し悪しは、これから先の自分次第。
悩みながら、葛藤しながら、子どもとともに成長する。
そして、父になる。
子供にとって、どちらが良いか…
結末は視聴者の想像に任せます系のラストだけどさ
まあ実際は育ての親が引き続きそのまま家族となっていくんだろうな
でもそれで幸せになれるのかな
ずっとこの子は自分の本当の子供じゃない、自分の血をひいてないってわかってて育ててんでしょ。子供自身もそう。そうわかっててお父さん、お母さんと呼んで生活してるんでしょ
可愛そうじゃない?
2にしようと思ったんだけど
色々考えさせられる内容だったし
不覚にも泣かされたので3にしました
静かに始まり静かに終わる
これもまたレンタル落ちDVD200円。 赤ちゃん取り違えの悲劇。実...
ケイタ君が不憫だ
父親になるということを自覚させる
そして父となる、は子供を取り違えるというショッキングなことがテーマですが、そこに焦点があるわけではなく、あくまで福山雅治の演じる父親が、父親として自覚するまでの成長物語の側面が強い。取り違えの話はあくまで背景としてしか意味はない。そこに対しての社会的なメッセージなどは全くない。病院との裁判もほぼ描かれないし、加害者との話も多くはない。加害者とのエピソードと、母と子との絆を主人公に印象付ける役割でしかなく、批判的ではない。
子供が生まれたからといって、男は自動的に父親になれるわけではない。子供にとってかけがえのない存在であると自覚すること、子供との時間をいかに大事にしたかによって、それは徐々に父親らしくなっていくのだ。
主人公の父親は血縁という、母親は血縁ではないという。
何をして父親というかは正解はない。
しかし、自分がどういう父親であろうとするかは各個人で答えを持っているべきだ。
子供にとって父親は1人しかいないのだから。
全216件中、41~60件目を表示