プリンセス・カイウラニのレビュー・感想・評価
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wikiによるとイギリスに渡ったのは亡命ではなく留学とあった・・・。それでもハワイ王国の歴史の一端を描いたことで王国の無くなった悲しみを伝えてくる。
まずはイギリス国旗が王の住居にも掲げられ、イギリスによる統治があった事実。しかし、イギリスの憲法を模倣して作られた王国憲法。王家の存続はイギリスによって守られていたに違いない。カイウラニは国王の妹の娘であり、父親はスコットランド人。詳しくは描ききれてないが、英国が内閣の中心であったが、アメリカ合衆国からの入植者が増え、サトウキビ農園も充実した経緯があり、やがて新憲法制定の動きが出てきた。アメリカ人の傲慢さはやがて革命という名で共和制を敷くように変革する・・・
イギリスでは父アーチボルトの友人宅で世話になるが、その息子と恋に落ちるカイウラニ。しかし、故国の王政が崩壊するとの報せを受けアメリカ合衆国大統領に接見を求め、父とともに渡米。マスコミを動かし、正式ではない食事会に参加。占領政策をやめるよう約束させたが、次期大統領はそんなことに耳を貸さない・・・という不運。結果、ハワイはアメリカに併合されることになった。
エンドロール時のテロップではクリントン大統領が謝罪を正式に認めたと、アメリカの帝国主義時代を非難する内容ではあったが、それをもっと本編に盛り込んでもらいたかった。革命という虐殺の事実の映像もちょっと弱い。
語るべき点は多いものの…
ハワイに同名のホテルとして名が残り今も人々に愛され続ける、ハワイ王朝最後の王女ヴィクトリア・カイウラニの生涯を描いた伝記ドラマ。
何だか、以前見たナオミ・ワッツ主演の「ダイアナ」と同じ印象を受けてしまった。
主演女優は熱演しているが、映画自体は…。
クーデターから逃れる為に半ば強制的にイギリスに渡り、そこで受けた教育、差別…。
英国人青年との束の間のロマンス。
父王亡き後ハワイに戻り、祖国に身を捧げた不屈の精神。
ハワイとアメリカの知られざる黒歴史。
僅か23歳の短命で、一人の人物の波乱に満ちた生涯として語るべき点は多いものの、可も不可も無いダイジェスト的な印象は拭えない。
伝記モノ、歴史モノ、恋愛モノと多くの要素を詰め込んだのはいいが、欲張り過ぎたか焦点が定まらず、どれか一つを主軸にした方が良かったかも。
こういう人が居て、こういう歴史があった…という事だけでも分かれば。
ハワイを題材にしながら、ハワイの美しい風景があまり拝めないのは如何ともし難い。
主演のクオリアンカ・キルヒャーの顔が、長い…!
ハワイの歴史物語
主人公のクリオンカ キルヒャーは、ニュー ワールドにも出ていた女優さんで、この映画には、ぴったりの役を演じている。
アメリカは、こうやって、自国の領土を広げていったのだと、改めて認識した。
ネイティブ アメリカンも、力でねじ伏せたのと同じように…
歴史の旅
ちょっと難しい。
ハワイの歴史を学べる映画。
ハワイの歴史を知った上で、ハワイに行くと感じ方も変わってくるだろうなぁ、と思った。
単純にハワイの自然が好き、空気が好き、行ってみたい!という興味本位な気持ちから、もっとハワイを知りたい!に変わった☆
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