「あなたは眠くなる~眠くなる~眠くなる~ほーら、寝た」ザ・マスター kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
あなたは眠くなる~眠くなる~眠くなる~ほーら、寝た
『ジョーカー』での演技がそのまま映し出されていた気がした。やっぱりホアキン・フェニックスの演技、またフィリップ・シーモア・ホフマンののめり込んでしまいそうになる演技が良かった。途中まではその狂気とばかばかしい信者の様子が面白かったのに、さほど盛り上がらず、そのまま寝落ちしてしまいそうになる映画でした。
戦争のトラウマ、精神科の治療が確立していない時代の催眠術、カルト教団。プロセシングという押し問答のような治療によって気持ちが楽になっていく様子。マスターのドッドは「単なる催眠術」だと批判されても「脱・催眠術だ」と応えるのだ。理解できたような、できないようなである。とにかく眠くなることでごまかされることは間違いなし!
やたらヌードが多いという印象と、『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックが操られすぎという印象が残る。映像はフレディの妄想だったのか想像だったのか、結局は答えがわからない。また序盤のロールシャッハテストも笑えたのでよし!『マグノリア』が大好きという人にはオススメ。
kossyさん、コメントありがとうございます😊
演技は文句なしに最高だったのですが💦
ヴェネツィアで賞をとっていますし、欧米人はこれを観て面白いと思うんですかね〜?不思議です🤔
今晩は
私は「her/世界でひとつの彼女」で、”ええ!こんなに素敵な俳優さんだったか!”そして「ビューティフル・デイ」でホアキン・フェニックスの”本当の凄さ”を認識したので、今作鑑賞時にはオモシロイ役者だなあ、としか思っていませんでした。
けれども、今にして思えば今作で演じていた役者さんの中でこの後、二人のオスカー主演男優賞役者と一人のオスカー助演女優賞を獲得した(私はオスカー受賞には余り重きを置きませんが)俳優さんを起用したポール・トーマス・アンダーソン監督は慧眼の持ち主なのかなあ(勿論、各俳優さんたちの実力なのですが)とも、思った作品でした。
では、又。