ザ・マスターのレビュー・感想・評価
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二人の入り込んだような演技の掛け合い
ホアキンとフィリップという濃度。
この二人の入り込んだような演技の掛け合いが見所でしょう。
しかし反面、物語に深みがないというか単調なのが際立ってしまった気がします。
あと"この二人の芝居が見れる”という、期待値がすごく上がってしまってたのもあるんでしょうね。
でも本当、もう見る事のできないこの化学反応は大変貴重でしょう。
そこだけでも、この作品を観る価値はあると思います。
つまらん、ほんまつまらん、長い、2時間苦痛
主役はジム・キャリーがあってそうだった。下品な部分もあるし正直凄いつまらなかったです。コーズメソッドの部分が字幕でも一切書かれてなかったけど、なんだろう?cause methodってことなんだろうけど。
二度と見ることはないだろう。
ウマが合う
フレディとランカスターの関係に多少の理屈で説明しえたとしてもそれは十分ではなく、同性愛でも説明できぬだろう。ふたりが犬が飼い主のごとく戯れるようなシーンもあったが、人間関係というのは往々にして理を超えたところで結合するもので、稀なる強い演技で説得力をもたせたふたりの芝居に浸るのもよし。ちょっと長いかな。
期待は期待のまま
ホアキンフェニックスとフィリップシーモアホフマンなんて
とんでもない事が起こる気配しかしないぞ!
と思って、メンタルが健康な時に見ようといざ観たら、
期待は期待のまま終わってしまった。
怪しい宗教団体のごちゃごちゃした部分が見れると
思ったけど、あまり深いところまでは語られず、
栄枯盛衰が描かれるでもなく、
ホアキンフェニックスが結局、
最初と最後で何も変わってない気がして
何が言いたいのかよく分からなかった。
宗教に入ってたりすると、
何にも頼らない生き方みたいなのに何か感じる事が
あるのだろうか?
自分にはよく分からなかったけど、
痩せこけたホアキンフェニックスの演技と
フィリップシーモアホフマンのマスターが同時に見れた
だけでまぁ良しとするか。
演技には圧倒されたけど…
内容的には全く理解も共感もできず。
最後、来てって言うから行ったんじゃないの?
面白くなかった。
大好き大期待の監督俳優陣の入魂は観た。
が、全っ然面白くなかった。
観客そっちのけの苦悩。
こういうのを面白がりたいが。
それでも愉しませる「ディアハンター」「マルサの女2」のケレンを買う。
師とは何か?
CSでたまたまやっていて観た。
「ファントム・スレッド」もハマらなかったので、そんなに期待はしなかった。
ただ、とにかく構図といい陰影といい、画面はレンブラントの絵画のようにバッチリ決まっているし、ホアキン・フェニックスとフィリップ・シーモア・ホフマンの師弟関係というので、観ているうちに自然と期待値が上がって行った。
全体像は見えないものの、おもしろくなる予感だけは横溢していて、キリストと悪霊になぞらえてみたり、「マスター」はエイミー・アダムスなんじゃないかとか、教祖の寵愛をめぐって血みどろの内ゲバになるのか、金銭問題で教団が堕落していく話なのか、あるいはホアキンがマスターにとって変わるのかとか…終始想像だけはかきたてられた。
だがしかし。そんなゲスの勘ぐりなどに1mmも堕することなく、純粋に師弟の愛が主題らしく、オチに至っても結局何が言いたいのか、お芸術すぎて私のようなボンクラにはようわからん。というのが正直なところ。
確実に言えるのはこれが「ジョーカー」のひな型だろうなってことくらい。イキりホアキンは大変かわいい。
かろうしてわかるのは迷える子羊が預言者を必要とするように、導師もまた信徒を必要とする、すなわち相思相愛の関係ってことだろうか。
むしろ、心酔してくれる人間がいるから成り立つ教祖より、それなしでも生きていける人間の方が元来立場が上ってことなのかも知れない。
アイドルとファンとか。
監督は無神論者なのかなあ。
中国行きのスローボード
P.T.アンダーソン「ザ・マスター」観了。ホアキンフェニックスとフィリップシーモアホフマンの濃い演技合戦で非常に疲れるけど、面白かったな。2人が演じる主人公とカルト教祖の関係が、疑似親子なのか、恋愛感情なのか、欠落感を抱えた者同士の共感なのか、観るものを戸惑わせる、そこがまた面白い。
久々に出会った心底つまらない映画! 個性派3人のクセがすごい!
第2次世界大戦後のアメリカを舞台に、戦争により心に傷を負った元水兵の男フレディと、とある新興宗教の教祖ランカスターとの交流を描いたサスペンス・ドラマ。
監督/製作/脚本は『マグノリア』『パンチドランク・ラブ』の、世界三代映画祭を制覇した名監督ポール・トーマス・アンダーソン。
主人公フレディを演じたのは『グラディエーター』『ホテル・ルワンダ』の、後のオスカー俳優ホアキン・フェニックス。
新興宗教の教祖ランカスターを演じたのは『マグノリア』『パンチドランク・ラブ』に続きポール・トーマス・アンダーソン作品に3度目の出演となる、オスカー俳優フィリップ・シーモア・ホフマン。
ランカスターの妻ペギーを演じたのは『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『魔法にかけられて』の、名優エイミー・アダムス。
ランカスターの義理の息子クラークを演じたのは『ナイト ミュージアム』シリーズや『バトルシップ』の、後のオスカー俳優ラミ・マレック。
第69回 ヴェネツィア国際映画祭において、銀獅子賞(最優秀監督賞)とヴォルピ杯(最優秀俳優賞:男優賞)の2冠を達成❗️
第38回 ロサンゼルス映画批評家協会賞において、美術賞を受賞!
天才と称される名匠PTA監督作品を初鑑賞!
素直な感想としては、この人本当に天才なの〜ん?て感じ。
本気で観るのが苦痛な作品に出会ったのは久しぶり。
1時間過ぎたあたりから時計確認しまくりました…😅
映画の出だしは悪くない。むしろ面白いドラマが始まりそうな予感がプンプンする。
戦争により心が壊れた男。これを説明的なセリフではなく、彼が起こしたことを淡々と描写していくことで表現していく様はなかなかスマート。さすが名匠といった風格がある。
落ちぶれたフレディが潜り込んだ先は、新興宗教の教祖がパーティーを開いている客船。
教祖ランカスターが、フレディの持つ密造酒に興味を持ったことで2人の交流がスタートする。
始めは全く興味を持たなかったフレディだが、ランカスターの心理療法を受けたことでだんだん彼にのめり込んでゆく…。
おぉ!なかなか面白くなりそうな展開だ!むしろここからつまらなくなる方が難しいだろ!!
フレディがランカスターの開いた宗教団体「ザ・コーズ」をカルトだと糾弾する人物の家まで出向き、彼になんらかの危害を加えるシーン。
わざわざランカスターの義理の息子クラークを連れて行くという気味の悪さ、暴行の場面を映さないことで逆に際立つ暴力性など、フレディという男の狂気がプンプンと漂っており、映画の緊張感が否が応でも高まります。
他者を支配することでその地位を確立した教祖と、彼を信奉しながらもその支配力から逸脱していくフレディ。
自らの教義の正しさを証明するため、教祖はフレディを治療しようとするが、そんな教祖の態度にフレディは次第にフラストレーションを溜めてゆく…。
このフレディ暴行事件の後、話の筋としては以上のように展開していく。
このようにポイントを抽出すると面白そうなんですが、その出来はまぁ酷い😫
フレディの暴力性が露呈したあたりから、サスペンス的な展開に舵をきればすごく面白くなったと思うのだが、実際には起伏のない展開がだらだらと続くので全く興味が持続しない。
新興宗教の教義ではなく、人と人の付き合いを通して1人の男が回復していく様を描きたかったんだろうが、その描写が淡白かつ腑に落ちないところが多いため、なんの感動も湧いてこない。
ランカスターの家族がフレディに不信感を抱いているという描写があり、また自分の父をインチキだと言い放つ息子をフレディが恫喝するシーンなんかもあったので、もっとランカスターの家族とフレディの対立なんかが描かれてもよさそうなものだが、その辺りはなんかうやむやになる。
実はランカスターを裏で支配していた妻のペギーの描写も中途半端。結局あの人なんだったのかよくわからない。
人間の本質を突いた重厚なドラマを描いているつもりかもしれないが、映画の尺を埋める為、意味ありげな展開をただただダラダラと続けているだけに思えてしまい、カタルシスや心踊る興奮は皆無。
マジで辛かった。
どういう層の観客がこの映画を楽しむんだろう?うーん…🤔
ただ間違いなく良かったのは主人公フレディを演じたホアキン・フェニックスの演技。
相変わらずブチギレている。
ホアキンの代表作『ジョーカー』を先に見ていたので、フレディがジョーカーにしか見えなかった🤣
いつピエロのメイクをして暴れ回るのか期待してたんだけどな〜🤡
ホアキン・フェニックスとフィリップ・シーモア・ホフマン、そしてラミ・マレックというオスカー俳優が3人も出演しているが、この3人はハリウッドを代表するクセ強俳優。
この3人が一つのフレームに収まっているという絵面が面白過ぎて、それだけで爆笑してしまった🤣
俳優の演技を楽しむという意味ではオススメ出来る。特にホアキンに興味がある人なら観ても損はない…かな?
ホアキン版フォレスト・ガンプ
個人評価:3.9
人間と人生と魂を描く。とてもダークテイストではあるが、フォレストガンプを見終わった時と同じ感覚に陥る。とてもハートフルで穏やかな。ジョーカーで見せた様なホアキンの魂を削った演技には感服される。
PTRとは相性が悪いのかも
一見狂気的で格好良く見えて
その奥底に果てしない絶望がある。
【”美しくも不可思議で、狂気漂う世界に生きる人々”】
ー初鑑賞時、PTA監督の意図することが、理解出来なかった作品。-
■描かれる少しオカシナ人々
1.新興宗教団体の”マスター”ランカスター・ドッド(フィリップ・シーモア・ホフマン)
・”プロセシング”という対話方法で、人々を”催眠的に”魅了する人物。
2.彼の妻、ペギー(エイミー・アダムス)
・彼女も、口にする言葉がオカシイ・・。据わった目付きも相当オカシイ・・。
3.クラーク(ラミ・マレック)
・”全体的に”オカシイ・・。後年、オスカーを獲るとはなあ・・。
4.信者ヘレン(ローラ・ダーン)
・”マスター”の第二の本の一部の変化を指摘し、微妙な雰囲気に・・。
・そして、”マスター”と出会い、彼の言うことに異を唱える人にイロイロとしてしまう(含む息子ヴァル。大変だなあ・・。)第二次世界大戦に従軍した影響で、PTSD症状を顕著に示す、フレディ・クエル(ホアキン・フェニックス)は”断トツ”でオカシイ・・。
-この物語は、彼がPTSDを患う中での、夢物語なのか?と邪推してしまった・・。あの海岸のシーンがラストの出てくる辺り・・。-
<オカシイ人々が、信頼しあったり、疑念を持ったり・・、裸で踊ったり・・。
けれど、PTA監督の美しくも不可思議な世界観と、ホアキン・フェニックスの狂気を身に纏った怪演は堪能出来た作品。>
<2013年5月 シネプレックス岡崎(当時の名称)にて鑑賞>
<2020年7月26日 別媒体にて再鑑賞>
やっぱりアートって面白くない
もうちょっと短かったら付き合えるけれど、長すぎる。
あなたは眠くなる~眠くなる~眠くなる~ほーら、寝た
『ジョーカー』での演技がそのまま映し出されていた気がした。やっぱりホアキン・フェニックスの演技、またフィリップ・シーモア・ホフマンののめり込んでしまいそうになる演技が良かった。途中まではその狂気とばかばかしい信者の様子が面白かったのに、さほど盛り上がらず、そのまま寝落ちしてしまいそうになる映画でした。
戦争のトラウマ、精神科の治療が確立していない時代の催眠術、カルト教団。プロセシングという押し問答のような治療によって気持ちが楽になっていく様子。マスターのドッドは「単なる催眠術」だと批判されても「脱・催眠術だ」と応えるのだ。理解できたような、できないようなである。とにかく眠くなることでごまかされることは間違いなし!
やたらヌードが多いという印象と、『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックが操られすぎという印象が残る。映像はフレディの妄想だったのか想像だったのか、結局は答えがわからない。また序盤のロールシャッハテストも笑えたのでよし!『マグノリア』が大好きという人にはオススメ。
あーもういいやー。
途中で何度再生を中断したことか。だって、つまらないんだもん。日本語字幕も薄っぺらいけれど、英語も大したセリフは喋っていなかったしなあ。これが賞をとっているのかと、がっかり。ホアキンの顔も、クセが嫌い。兄ちゃんは美しかった。もはや、自分にはドロドロの演技しかないと居直ってる?捨て身のアル中もハマり役過ぎて、却って退屈、ワンパターンだ。物語も、何でもありのアメリカならではの展開、群れたがる人を描いてさもありなんの域を出ない。シアターで見たら、お金返してと言いたくなるだろう。
宗教の一側面
ご自身4歳まで新興宗教の宣教師の息子として育って、お兄様を薬物で亡くされているフェニックス氏がフレッドを演じているのは必然か偶然か。
難解な映画。
鑑賞していて気持ちが良い映画ではない。
”愛”とはなんだというのを、考えさえてくれる映画。
救えると思ってしまった男と、救われたいと思った男の綱引き。
そこに、救えると思ってしまった男の家族が関わり、綱引きを複雑にしていく。
愛とは、信仰とは、支配ー被支配の関係でしか、あり得ないのか。
宗教とは、自分にとって都合の良い夢を見せることなのか。
魂の救いとは、何なのか。
究極のテーマをつきつける。
しかも、これでもかというほど、醜悪に。
ラスト。
これは、絶望なのか。ある一種の解脱。救いを示しているのか。
見る人によって、いろいろな感想があり得るだろう。
つまんね~ぇ!!!
こういう真面目な話も結構好きなんですが、何だろうなぁ…いらん間を取りすぎというか…どうでも良いシーンに尺を使いすぎな気がしました。
内容としては淡々としているというほどでもないのに、ダラダラと退屈に感じ、20分くらいを過ぎたところで既に「勘弁してくれ!」って感じになってました。何とか最後まで見終えたものの、何も心に残らなかった…最悪です。
あらすじ:
第二次世界大戦を終え、アル中になっていたフレディは仕事を転々としながら、恋人の元へ帰ることもできず、最後の仕事では同僚に毒を飲ませた疑いを掛けられ、新興宗教の教祖ランカスターの船に忍び込む。フレディの造る酒(シンナー等が入ったとても酒とは呼べないもの)を気に入ったランカスターはフレディを傍に置き、フレディもまた、ランカスターの教えに興味を持ち、徐々に2人は依存関係になっていく。
設定だけ見ると面白そうな話なんですが、どうにもこうにも。タイトルが「マスター」なだけあり、テーマは「主従関係」だと思うのですが、非常にアメリカ的思考だなと感じたのが、中盤のランカスターの妻ペギーの台詞「身を守るには攻撃しかない。でないとすべての戦いに負ける。もし攻撃しなければ望むように支配できなくなる」。
自然相手ですらすぐに「支配するんだ!人間様が上に立つんだ!」のアメリカらしいなぁと感じました。
要するに、普通の(少なくとも日本の)人が見ても、「こいつら支配することしか頭にねーなー対等で良いじゃん仲良くやれよ」としか思えない。
パッケージを見ると、フレディを中心に、彼の後ろにランカスターが、ランカスターの後ろにペギーがいます。話の中でもこのまま支配権があり、フレディを支配するのがランカスター、ランカスターを支配するのがペギーです。
この宗教では、「何を言われても反応しないこと」を求めながら、懐疑派から「おかしいのでは」と言われて教祖であるランカスターがマジギレしたり、「自由になること」を教えながら教祖を「マスター(飼い主)」と呼ばせたり、矛盾だらけ。
実際ランカスターの息子も全く信じておらず、「本気で信じているのか?」と言われたフレディはマジギレ。でも、マジギレするということは、内心疑いがあるということなんでしょう。本気で信じてる人って、「何言ってんだこいつ?」って感じで怒るとか不快に感じるとか、そういう反応じゃありませんしね。
上に、少なくとも日本の普通の人が見ても理解しがたいと書きましたが、正直外国人の話を聞いてると、何事も上下、優劣、善悪など、はっきり2つに分けたがるというか、全てにおいて「どちらが支配する側か」みたいな考え方を無意識にしている人が多い気がします。
日本人でももちろんそういう人はいますが、概ね良くも悪くも「どっちでも良い」「どうでも良い」という人が外国より多い。
「皆が良ければ、それで」。この考え方は、外国では「主体性がない」と取られることがほとんどで、グローバル化した近年では日本でも悪く受け取られるようになってきました。が、個人的にはこの考え方で良い時も、少なからずある気がするのです。
日本で宗教が大して根付かない理由も、少し日本のことを知っている外国人は「日本人は不可知論者が多いからだ」と言うのですが(全然知らないと日本の国教が仏教だと思ってたりする)、日本人の考え方が不可知論?と個人的には疑問に感じるわけです。
「いるかもしれないし、いないかもしれない」ではなく、正確には「いてもいなくても、どーでもいい」じゃないか?と。しかも、日本は世界的に見ても最低限の教育は行き届いている。そういう人達に、何かを妄信させろというのが難しい話で、国内で発生した新興宗教はそういう日本人向けに最初から作っているからともかく、少なくとも外国から入ってきた宗教がパッと流行って浸透するということは考えにくい。
こうやって余所の国から入ってくる映画も、宗教的な内容だと日本で流行らないのは、「その宗教の人間じゃないから理解できない」のではなく「宗教の価値を説明されてもその必要性が理解できない」からで、信仰者からすると何故こんなに素晴らしい内容の教えなのに「必要性が理解できない」のかが理解できない。平行線です。
この映画では、信仰者達はランカスターの「教え」に深く共感してはいるが、ランカスター自身を見てはいない。ランカスターという人間の悩みなんて知ろうとも思っていないし、当然共感もしない。あくまで尊敬すべきマスターとして、そこに集っている。
フレディは、ランカスターの「教え」はよく理解できずとも、ランカスター自身の悩みに気付き、共感し、寄り添おうとした。だからランカスターもフレディを悩みから解放するため「教え」をより強く施し、フレディを救おうとした。
でも、2人の間にあるのは友情ではなく、共依存と支配し合う関係でしかなかった。
ランカスターはあくまでフレディを支配しようとし、フレディは支配から一旦は逃れたものの、結局逃れきれず(ランカスターに戻ってきてほしいと言われる夢を見るほど)ランカスターの元へ戻ってくる。最終的に、肉体はランカスターから逃れたものの、フレディの精神はランカスターの支配から逃れられないまま、彼の真似事をして物語は終わる。
結局、人間は「何に支配されているか」が変わるだけで、常に何かに支配されている。「何者にも支配されない」などということはどんな人間にも、決してありえないのだ、という結末でしょうか。
言いたいことはわかっても、やっぱり「重要なこと以外はフワフワしてても一向に気にならない」「どーでもいいから仲良くやろうや」の純日本人気質の自分には、特別思い入れることのない作品でした。
海がめちゃくちゃ綺麗だったことと、下品なシーンが多かったことしか印象に残ってません。とにかく支配支配。そんだけの話です。「対等」っていう言葉が微塵も頭にない人達の話。
誰かに支配されてるかって?
どーでもい~~~!
タイトルなし
第二次大戦直後のアメリカ
帰還後。社会適応できない男フレディ
新興宗教の教祖ドッドと出会い
次第に落ち着き始める
.
映画の冒頭からの音楽が…
何か不安定
狂気を感じる
フレディ演じるホアキン・フェニックスの
その動き
(…Jokerに通じている気がしてしまう)
.
人間の深層心理に迫る
サイエントロジー創始者をモデルにしたとも言われている映画
新興宗教は怪しく胡散臭い
そこに救いを求めることに
同調出来ないが
フレディのように
救われるものがいるんだろうなぁ…
.
ホアキン・フェニックスと
素晴らしい俳優だった
フィリップ・シーモア・ホフマン
2人怪演は
第69回ベネチア国際映画祭男優賞を共に受賞
ホアキンとフィリップちゃんのガチンコ! これだけでじゅーぶん元が取...
ホアキンとフィリップちゃんのガチンコ!
これだけでじゅーぶん元が取れるんだけど、監督はPTAだしちょこちょことお馴染みの俳優出てるし、お得でした。
フィリップちゃん…惜しすぎる。もっともっともーっと見たかったあー
全67件中、1~20件目を表示