シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ

劇場公開日:

シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ

解説・あらすじ

問題だらけの寄せ集めシェフたちが、高級三ツ星レストランを守るため奮闘する姿を描いたコメディドラマ。20年間にわたり三ツ星評価を守り続けてきたパリの高級レストラン「カルゴ・ラガルド」は、厨房の要たるベテランシェフのアレクサンドルがスランプに陥ってしまい、危機を迎えていた。次の品評会が迫るなか、新メニューが浮かばないアレクサンドルは、天才的な舌をもつ若手シェフのジャッキー・ボノに出会う。生意気な性格のためいくつものレストランをクビになり、老人ホームでペンキ塗りをしていたジャッキー・ボノと、老人ホームの厨房で働いていた素人シェフも仲間に加わり、アレクサンドルらはカルゴ・ラガルドを守るため立ち上がる。

2012年製作/85分/フランス・スペイン合作
原題または英題:Comme un chef
配給:ギャガ
劇場公開日:2012年12月22日

スタッフ・キャスト

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(C)2012 GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION - A CONTRACORRIENTE FILMS

映画レビュー

3.5イーストウッド主演作となぜか重なる、ジャン•レノ大奮闘のコメディ

2013年2月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

あまり期待せずに足を運びましたが、意外な拾いもの。観終えた後は、にこにこ•ほくほくと席を立つことができました。個人的には、「レオン」以来のジャン•レノ当たり役です! 肩に力が入っておらず、痛々しい無理も感じません。出しゃばらないけれど勢いがある相棒を得て、身体全体で生き生きとコメディを演じる彼は、新鮮で魅力的でした。観る前は「ジャン•レノ、恰幅よく(メタボに)なっちゃって…」とさみしく感じていましたが、観終えた今は「アリかも!」という気持ちです。続編もひそかに期待します。
物語の方は、おなじみのコメディ要素(両極端な2人のギャップ、出産のドタバタ、「勝ち組」の滑稽さ、寄せ集めチームの迷走と活躍…)の連続で、劇中の料理のように新味はありませんが、小気味よい組み立てで素直に楽しめます。中盤のやりすぎな変装は抱腹絶倒モノ。たまたま隣に座っていたフランス人男性は、全編通じてげらげら気持ちよく笑っていました。お蔭で、私も本作をより楽しめたように思います。映画館ならではの味わいでした。
途中でふと感じたのは「なんか、似た話を観た気がする…」というデジャヴ。仕事一筋ながら下り調子の父親と、キャリアを積み上げようとしている娘、昔かたぎの姿勢の父親に憧れる若者の恋模様、伝統や名人技を蹴散らさんとするハイテク仕掛けの新しい流れ…。「うーん…えーと…あ!」思い浮かんだのは、あのイーストウッドの「人生の特等席」でした。共通点は多くても、物語の味わいはかなり異なる二作品。フランス/アメリカ、というお国柄も多少は影響しているのでしょうか…。興味深いところです。

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cma

5.0お腹いっぱい胸いっぱい!

2025年1月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

幸せ

ちょっとした気まぐれでお料理コメディを観たわけですが、これが面白いのなんのって。そんでもってジャン・レノって!

お料理全く興味ない私でも全く問題なく鑑賞できる、非常に敷居の低い作品だと思います。知識があればもっと楽しめたのかな?もしかしたらお料理あるあるとかあったのかも。

ジャン・レノがちょっと頑固なシェフオヤジを、ミカエル・ユーン(誰やねん)がさらに頑固な料理マニアの若手シェフを演じているのですが、この2人のやりとりがおかしくって、あったかくて、ほっこりして、時々ヒヤヒヤして、もう最高!目が離せません。ミカエル・ユーン、メジャーな作品には出演していませんが、素晴らしい演技でした。

着物で変装してライバル店へ偵察へ行くシーンは爆笑必至!日本人が観たらおかしくて笑い転げること間違いなし!🤣ヒー!お料理番組の生放送も最高でした。

ストーリーは王道。オチもまぁ分かってたけど名俳優の素晴らしい演技とスマートな笑い、魅力的なキャラクターで飽きさせません。出てくるお料理はちょっとよくわかりませんが(笑)見てるだけでワクワクするし、やっぱり美味しそう!🤤グヘヘ…

たまには普段観ないジャンルの映画もいいもんだなと思える、とっても幸せな時間を過ごせました。

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吹雪まんじゅう

3.5【ジャン・レノが崖っぷちの三ツ星レストランのシェフを演じるフレンチコメディ。料理は抜群だが、恋人との接し方が下手な若き天才シェフとの遣り取りがクスクス可笑しいです。】

2025年1月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

単純

幸せ

■三ツ星レストラン”カルロ・ラガルド”の看板シェフ、アレクサンドル(ジャン・レノ)は、審査会を前にスランプに陥り、三ツ星陥落の危機に。
 追い詰められた彼が出会ったのは、料理の才能は抜群だが、こだわりが強すぎてトラブル続きで失業したシェフのジャッキー(ミカエル・ユーン)。アレクサンドルはジャッキーを助手に採用し、窮地を切り抜けようとする。

◆感想

・まさかジャン・レノが、このようなコメディに出演していたとは、全く知らず。けれども彼の大柄な身体は、殺し屋だけでなくシェフとしてもピッタリと似合うのだから、名優は凄いのである。

・今作を面白くしているのは、ジャッキーを演じたミカエル・ユーンのコミカル演技である事は、間違いないであろう。
 料理は抜群なのに、恋人のベアトリス(ラファエル・アゴゲ)が目出度く妊娠したのに、プロポーズも忘れている。けれども、この人は憎めないんだよなあ。コメディアンの方かな。

・アレクサンドルとジャッキーが変な日本人夫婦ノグチ夫妻に扮し、“分子料理”なる全然美味しそうでない料理を、密かに味見に行くシーンなどは非情におバカだが笑えるのである。

・アレクサンドルの料理が古いと考え、嫌がらせをする若造のスタニスラス社長が、ジャッキーの料理を激賞する審査員達におべんちゃらをしている様を見て、社長の父から”お前はもう少し修行の必要がある!”と言われ、調理人に格下げするシーンは、可笑しかったなあ。

<そして、アレクサンドルは自分が作った料理だと思っている人たちに対し、”これはジャッキーの料理です。彼が私の後釜です。”と言い、ニッコリ笑って彼を正式に社長の父に雇ってもらうシーンは、ハッピーだったな。
 今作は、ジャン・レノが崖っぷちの三ツ星レストランのシェフを演じる貴重なるフレンチコメディなのである。>

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NOBU

3.5無心な料理名人

2024年12月21日
iPhoneアプリから投稿
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りか