劇場公開日：2012年5月12日
「ジンギス・ブルース」（1999）で第72回アカデミー長編ドキュメンタリー賞にノミネートされたロコ・ベリック監督が、「幸せ」をテーマに手がけたドキュメンタリー。米ルイジアナ州の湿地帯からナミビアのカラハリ砂漠、ブラジルのサーフィン村、ブータンの山麓、東京新橋のサラリーマン街まで世界5大陸16カ国をめぐる撮影を敢行。アメリカで1981年から始まった「幸福度」の研究の権威でもあるエド・ディーナー博士やリチャード・デビッドソン博士らとともに、経済的豊かさが必ずしも幸福度に比例しない現代社会における「本当の幸せとは何か？」を問う。
2011年製作／75分／アメリカ
原題または英題：Happy
配給：ユナイテッドピープル
劇場公開日：2012年5月12日
幸せとは何かを考えさせる内容。
アメリカナイズされている日本人は、お金が有ること=幸せと捕らえがち。しかしみんなも理解していると思うが、お金で全て満たされる訳ではない。お金以外の幸せとは何かを考えさせてくれる一作
人生の幸せとは？
そんな事を色んな学者がインタビューや研究を元にドキュメンタリーになっている映画でした。
人の幸せは、半分は遺伝で決まる。では、残りは？
それは、自分の行動で決まるという事。
自分が普段着ているものやしている事、仕事や友人も自分が選んできている。自分が幸せだと思う為には、辛いと思うような出来事にも避けて通らず受け止めてそこから色んな事を学んでみる事。
この映画は、まるで本を読んでいる様な感覚になるくらい幸せの事を学術的な観点から語られていたので面白かった！
幸せは、お金や権力や名声などではなく自分が手にしているもの気づく事。それを周りの人に対してほんの少し分けてあげる事。
自分は、すぐに誰かよりも優位に立ちたいと思って人が奪われないようにとか人の物を盗んでしまえ！というよな気持ちが働きたくなるけど、そんな事をしていたら自ら進んで不幸になる様なものと知って反省します。
幸せは、いつもちょっと先にある。
遠い先ばかりに目を向けるのではなく、自分の足元や周りを見渡す事が大事なんだと気付かされました。
時間をおいてからまた見たいなと思います
対外的な幸福度(物理的な裕福さ)と、本質的な幸福度との違い、そして本当の幸福とは。ということを色々な角度からフォーカスしたドキュメンタリー。
持っていないものを羨むのではなく、今すでに持っている物に目を向けること、そして誰かがそれを欲していれば、分けてあげること。それが大切だという言葉が印象的だった。
涙あり笑ありで、心がじんわりしました。
