劇場公開日 2025年1月24日

籠の中の乙女のレビュー・感想・評価

全52件中、21~40件目を表示

3.0タイトル通り😎

2024年1月31日
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怖い

籠🟰家
裕福な豪邸に住み、子供3人と妻との生活を異様な世界観でサスペンスかの様にした映画でした😱

家から一歩出たらカオスな世の中で、外側に出さないように子供達を徹底的に洗脳し、金を使い長男に性的な欲望を満たす親。

想像通り、成長しているはずの子供達は未熟で、狂気でイカレています。

両親も、子供達を守る為にと思いつつ2人共に支配欲の塊でしか無い映画でしたね🤯

無さそうでありそうなストーリーに引き込まれて、印象深い映画でしたね。

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アキより

4.5リアル『トゥルーマン・ショー』

2024年1月28日
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これ要するに「自力で『トゥルーマン・ショー』やってみた」の映画…という理解です。

箱庭環境での子供の養育、イカれた父親の偏愛、子供の自立・親離れなど、『トゥルーマン・ショー』(1998)との共通点が多かった。

そもそも『トゥルーマン・ショー』だってかなりショッキングな作品です。しかしそれをここまでショッキングにやりますか!更にシュール・ギャグを散りばめますか!

あまりに生々しいバイオレンス描写の一方、躊躇や恥じらいや色気のない性行為の描写は、何というか非常に「乾いて」います…。うーん…この監督、真性の変態でしょ。

でもその変態性を絶妙な味わいへと昇華できるのは凄いことだと思います。

それから、冒頭に言葉遊び(?)が描かれ、その後もしばしば言葉の意味置き換えを明示するシーンがあるので、もう全体的に登場人物たちのセリフに信頼が置けなくなります。

これきっと監督さんが「言語」というものを信頼していないんでしょうね。

さらに、身体はすでに充分大人になっているのに内面は子供のままな登場人物…これも監督さんの自己アピールというか自己投影ではなかろうか。

残虐性、冷静な性コミュニケーション、非論理性、アブノーマル、幼児性…つまりこの監督、本物の天才ですわ。(もしくは天才の紙一重)

監督さんみたいな天才にとっては、自分自身が日々生活しているリアルなこの世界、おそらく非常に不条理でシュールに感じられることでしょう。逆に凡人には、監督が作り出した映画の中の世界こそ不条理でシュールに感じられるという仕組みですね?

この映画、天才の頭の中の世界を覗く映画でした。いや凄いものを見てしまった…。

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ケンイチ

3.5籠の鳥

2023年10月12日
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笑える

怖い

知的

プール付きの庭がある豪邸に住む家族。子供たちはその家に隔離されて育てられている。父親からは外の世界は危険だと教えられており、それを信じているさまはシュールであり、滑稽でもある。

父親は大切な子供たちを危険な外の世界から守りたいという思いからの行動なのか、あるいは子供たちをずっと手元に置いておきたいという支配欲からの行動なのであろうか。
この家の支配者は間違いなく家長である父親であり、そんな父親に妻も子供たちも逆らうことはなく父親の言うことを信じきっている。外の世界は危険なのだと。

しかし、長男の性処理のために雇った外部の女性から外の世界の情報を知った長女は父親に対して疑問を抱く。そして彼女はこの牢獄からの脱出を試みるのだった。

家父長制、そしてその背後にある全体主義を皮肉った作品なのであろうか。あるいは単純に親のエゴを描いたシュールな作品と解釈するべきか。極力説明が排されているため観る者の想像力を搔き立てる。

個人的には本作を観て星新一の短編、「月の光」を思い出した。赤ん坊のころに引き取った少女を育てる金持ちの男は少女を溺愛して、部屋に閉じ込め、言葉も教えず、食事も自分からしか与えなかった。少女もそれに満足している様子だった。しかしある時、男は事故で死んでしまい、男の執事が代わりに少女に食事を与えるが男以外からの食事を食べようとはせず衰弱して死んでしまう。
太陽の光を失えば月は輝くことはできない。愛する少女を自分の手で守りたいという男の思いが結局は少女を不幸にしてしまう。強すぎる依存関係は時として共倒れを生むのだ。

父親の言うことを信じきっている長男はもし父親が死ねば生きていけない。それでも一生をあの家で暮らしていくのだろう。籠の鳥が空に飛び立つことなくその一生を籠の中で終えるように。

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レント

3.0【ヨルゴス・ランティモス監督作品の中でも、最も不条理でブラックシュールな作品。親の妄念で子供を外界から隔絶された”籠の中”に閉じ込めて置くと、子供はオカシクなり、家族はいつか破綻します・・。】

2022年11月3日
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悲しい

知的

難しい

■ギリシャ郊外の裕福な家庭。
 一見普通に見えるこの家だが、外の世界の汚らわしい影響から守るため、両親は子供たちを家の中だけで育てていた。
 そんなある日、父親が長男のために外の世界からある女性、クリスティーナを連れて来たことで、子供たちの心に変化が起き始める。

◆感想

・劇中、長男と姉妹の名前は一切出ない。もしかして、名前が無いのかもしれない。

・劇中、クリスティーナと長男のSEXを始めとして、矢鱈に無表情なSEXシーンが多い。

・両親は子供達にテープを通して、嘘ばかりを教える。

・子供たちは、遊びをするが普通の遊びではない。

・長男は、平気で猫を惨殺する。

・長女は外界から来た、クリスティーナの持っていたテープを手に入れ、外界に興味を示し出す。
そして、自ら犬歯を叩き割る。(当然、痛そうである。)そして、父親の車のトランクに入り、外界へ・・。
ー 今作の英語の題名は”Dogtooth"である。-

・家を支配する父親は、クリスティーナの家を訪ね、彼女をビデオデッキで殴りつけ、罵りながら部屋を出て、新たな息子の相手の女を2名連れてくる・・。

・ラストは父親の車のトランクがアップになって終わり・・。

<ヨルゴス・ランティモス監督作品の中でも、最も不条理でブラックシュールな作品。
 家族の絆を誰にも壊されたくない父親の妄執と、それに振り回されて育ったどこかがオカシイ子供たちの姿を独創的な視点で描き出す。
 外界から、遮断された家庭の中に渦巻く不条理と狂気が不気味な作品である。>

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NOBU

1.0最後まで観るのが苦痛

2022年7月14日
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主題は支配だと思う。
解説を見ると、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリ受賞、アカデミー賞外国語映画賞ノミネートとある。
カンヌ(私見)らしい選考とは思う。家庭や国家の教育と支配に対する非難や警鐘が含まれるのかもしれないが、個人的には好きな表現のジャンルじゃない。

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ビン棒

3.0不思議な映画

2022年6月10日
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地方のこじんまりとしたシアターにぴったりな映画
いわゆる「閉鎖家庭」の有様の表現した映画

胸糞展開はないが、狂いっぷりがカオス
ただそこにはカオスしかなく、救いはあまりない

時間的に1時間位でも良かったかな

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asa89

1.5カオス

2022年6月4日
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外の世界から遮断して独自のルールで子どもたちを家に閉じこめて育てるという題材が興味深かったので、観てみました。
この題材ならもう少し面白いストーリーを期待していましたが、、、。でも実際にこのような環境で育てたらこんな感じになりそうとは思いました。意外とリアリティを追求した映画かもしれません。
カオスな感じの映画が好きな方ならどうぞ。

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光陽

0.5よくぞこのあと

2021年6月29日
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ロブスターと聖なる鹿殺しが素晴らしすぎてこれも見てみたけど嫌悪感しかわきませんでした。むしろここからロブスター撮れるような監督によくぞ成長してくれました。

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三毛猫泣太郎

4.0犬歯が抜けたら…

2021年5月23日
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笑える

怖い

興奮

ロブスター、聖なる鹿殺しなどのヨルゴス・ランティモス監督のサスペンス映画。
最狂の奇行映画でした。
やることなすことみんなおかしい。
一見普通の家族に見えます……か?見えないですよ。
厳格な父親は家族を外の世界へ一歩も出させようとしない。
子供たちは生まれた時からそうなのでしょう。
全く抵抗することなく信じきっている。
ヒヨコが産まれてすぐ見たものを親と思い込む現象と同じですね。
名目上は、外の危ない汚いものに触れさせない的なことですが、完全に洗脳。
堅い床材は遠足、塩は電話、女性の陰部はキーボード、黄色い小花はゾンビ。
「犬は粘土です」は?何言ってんの?
こんな感じの「は?」というルールや奇行がずっと続いていき、特にストーリー的に何かあるわけでもないまま終わる、と言った感じ。
ただ、これが嫌なわけではなく、むしろ次のルールや奇行を期待しちゃうくらい。
シュールすぎて笑える所も結構あって、徐々に自分の中で楽しい映画になっていく。
変態ですね、映画も私も。
家族で四つん這いになって犬の鳴き真似をするのと、目隠しして何分でゴールできるかゲーム、結婚記念日謎の踊りは特にお気に入り。
目を離すとすぐ脱ぎ始めます。
どこがヤバいシーンかというと全てがヤバいシーンなので、とにかく観てみてください。
変態のあなたならきっと受け付けると思います(ただ、猫ちゃん惨殺シーンは無理かも)。

ラストは判断を委ねられる系かな。
無音のクレジットも独特でした。
私的には聖なる鹿殺しよりもこちらが好き。
聖なる鹿殺しと違って全体的に絵が明るいので、これはこれで不気味さや狂気が映える。
わけわからないので、合う合わないははっきり分かれると思いますが、おすすめです!

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唐揚げ

0.5あの噂のダンスが不気味。とりあえず、エロシーン多すぎ。観ててキツい映画。

2021年5月8日
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あの噂のダンスが不気味。とりあえず、エロシーン多すぎ。観ててキツい映画。

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朋香

1.5ダンス

2021年4月2日
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あー、これがあのダンスねという感じ
さすがシュール

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tete@cinema

4.0犬歯

2021年3月23日
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映像だけみてたら平和で美しい家族に見える(エロ以外)

それが独特のセリフで狂った世界が伝わってはじめから
背中がゾワゾワと、、、

ゾンビって何?

黄色い小花のことよ。

私も名前が欲しいわ

自分でつければ良いのよ

じゃあ背中って呼んで

だめよ。背中は背中のものよ。

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猫柴

0.5あらゆる不快さを詰め込んだ映画です。この意味不明の家族の成り立ちが...

2021年3月19日
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あらゆる不快さを詰め込んだ映画です。この意味不明の家族の成り立ちが、段々分かってくるのかしらと思いきや、何ひとつ解明されないというある意味新しい展開だった。汚れたものから遠ざけたいという親の思いが行きすぎるとこうなりますよ、という戒めと捉えることもできるけれども、個人的には設定から描写から過激すぎて、そういうまともなメッセージを受け取ることはできなかった。現実で不条理やしんどさは十分味わっているので、せめて映画では夢見させてくれよー、楽しませてくれよー。

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原っぱ

1.5気持ち悪さが残る映画

2021年1月23日
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父親が3人の兄妹を外部の汚らわしさから守るために、軟禁状態にするって言う話だけど、淡々と日常が過ぎていき兄妹の名前すら分からない
時折映るポルノ映画の様な、ベッドシーン。
久々に終始、気味が悪いなぁと思った映画でした。
これ監督は何を意図にして作ったのだろうか…
よく書かれてた気味の悪いダンスも本当に気持ち悪かったなぁ…

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ゆさ

5.0筋金入りの変態監督

2020年12月17日
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再見。
観客を信じた脚本、特に他作引用の冴えを評す。
幽閉という実験的悪魔的虐待が当り前の好奇心で静かに失敗する様をもって人間賛歌とした。
異様に清潔な家ゆえに見えない臓物肉欲がより露わに映る。
なのに喜劇という快作。
筋金入りの変態監督、ヨルゴス・ランティモス。

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きねまっきい

4.5閉鎖的。世界観、オチ良い。展開も。

2020年8月27日
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閉鎖的。世界観、オチ良い。展開も。

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卵

4.5原題『犬歯』の方がしっくりくるな、と思った。 気持ち悪いゾッとする...

2020年4月28日
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原題『犬歯』の方がしっくりくるな、と思った。
気持ち悪いゾッとする作品なのに、どうなっていくんだろうと気になるし、観終えた後もあの家族がどうなっていくのか、、と想像してしまう。
奇妙なダンスシーン、笑えなかった。

このゾッとする感じ、小説家の村田沙耶香さんの作品読んだときにすごく似てる。

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rrringo0

5.0雰囲気好み。最高の閉鎖空間。

2020年4月13日
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雰囲気好み。最高の閉鎖空間。

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鈴

3.0『ロッキー』も『ジョーズ』も観ちゃダメ!

2020年2月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 「何のゲーム?」「そりゃ熱湯コマーシャルでは?」と、序盤では一体何を観たのだろう?と疑問符が頭の中にいっぱい浮遊している感じ。まずは自分が勤める工場の警備員女性クリスティーヌを目隠しをして家に連れてきて、息子のセックスの相手をさせる父親。あぁ、知的障碍者の息子の性欲を満たすために・・・と思ってはみたものの、どうも様子が変。とりあえず知的障害なんかじゃなくて、外に一歩も出さずに育てたせいなのだ。長女、次女も同じ雰囲気。カセットテープで勉強らしいことを学ばせようとはしてるものの、小学生に大学生レベルの授業を行ってるようなものなのだ。

 ようやく状況が理解できてからも、父親の偏執的な教育方針は変わらず、猫を殺すという凄惨な事件を起こす息子に対しても“死”を教える方法が道理を逸しているのです。そんなヘンテコな家族の歯車も、クリスティーヌの性欲が満たされないために長女に舐めさせ、そのご褒美にとビデオテープを無理やり奪われたことで狂ってくる。

 台詞から推測すると、長女は『ロッキー』と『ジョーズ』を観てしまったのだろう。“暴力”というものを学んでしまった長女。父親は怒り心頭。しかし、その罰を暴力を加えるという点で異常にも感じてしまう。犬をトレーナーにまかせっきりなところからしても、教育方針は破綻しているのだろうし、結局は兄妹でセックスさせるところも異常だ。長女はボクシングに興味を持ってしまうし、外界への執着も頂点に達してしまうのだ。

 シュールすぎるラストも色んな可能性が考えられ、想像力を掻き立てられる。ギターだけは上手い長男とヘンテコな踊りをする姉妹。“死”についても理解できないまま、“ゾンビ”とは黄色い花のことだと覚えてしまうことも虚しかったり悲しかったりするのです・・・ストーリーはわけわからないのに痛々しいシーンも強烈なため、記憶に残りそうな作品でした。

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kossy

3.5独創的なダンスはまさに誰の真似でもない

2019年2月23日
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鑑賞方法:VOD

個人評価:3.5
家の中しか知らない事と、一つの国から出た事がない事とは、どれ程の違いがあるのだろう。
地球だけで生きる人間と、外側の宇宙から見た人間を、比率を最小単位にして描いている様に感じる。
どの作品も特殊な設定に置かれた主人公たち。独自のルールで人間を育てていく実験を見ているかのよう。しかし人間とは程遠い価値観や、考え方に成長していく事はなく、どの生物でも考えるように、閉じ込められた籠から出たいと考える様になる。
乙女2人と息子が子供達だが、息子の存在が透明感ある世界観を濁している様に感じる。

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カメ