ハングリー・ラビットのレビュー・感想・評価
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ネタが尽きて久しい
特段取り上げるところがないニコラス・ケイジはコッポラの甥っ子で人気者の俳優。 ウォーターワールドのコスナーが失敗したのを横目に見ながら 無難に稼ぐ俳優さん。 日本で言えば福山さんなら多くの女性が完璧な男像としてファン以外でも認めるタレントだがそんなおいしいところがこれといってないニコラスはなぜか人気が衰えない。 人の怨念とか復習ものとかによく出ているが今回の作品も 普通に見れて、普通にたのしめて、普通にがっかりできて、見たこともすぐに忘れてしまうような作品にできあがっている。
ニコラス好きにとっては満足のエンタメ映画
ニコラス・ケイジ好きにとっては、そこそこ満足できました。 映画の展開も抑揚がうまくつかわれていて、飽きることはありませんでした。 ただ、一介の国語教師ひとりにやられてしまう秘密組織ってのは、どうなんでしょうね。まあ、映画だからいいか。
一般人だからね。
ニコラス・ケイジ演じるウェルは高校の英語教師。 映画を見慣れたこちらからすると「ダメだって!!」と言いたくなるような、普通の人の行動をします。 人を疑わずに(どう考えても怪しい)親切な申し出に縋り、言われるがまま行動してしまう。 まともに生きていた一般人だからです。 だけど、それだと(映画的に)面白くない、と思ったのかなんなのか。 彼は劇が進むにぐんぐん成長していく。見ものです。 初めはアワアワと拙い行動だったのが、追われるうちに段々逃げ方がこなれてきて (生徒から没収した携帯を拝借して使ったり、使えそうなものは遠慮なく盗ったり) 行動だけ見るとだいぶ悪人です。盗みは犯罪なんですが・・・ 本人は組織の勧誘を拒んでいましたが、本質的にとても裏社会に向いてるのだと感じました。 組織は存在し続ける。 hungry rabbit jumps!
引っ張りだこのハゲラスさん
なんでか知らんけどハリウッドじゃ引っ張りだこのハゲラスさん。 今回はストーリー重視のドキドキ系サスペンス。 暴行された妻の仇を謎の組織にとってもらうハゲラスさん、しかし半年後、その組織から殺人の手伝いを要請される話。 ぶっちゃけ謎は少ない。組織のやってることは最初からほぼ明らかだし、特に驚くような真相もない。 登場人物もそこそこ多いけど、特に伏線みたいなものはない。まぁこの手の映画にしてみたら、ちょっと脚本が物足りない。 同時期公開のブレイクアウト もそうだったけど、最近のハゲラスさんはどうもイマイチなのが多い。
SeekingJustice
最も愛すべき人が突然の暴漢によって悲惨な目に合されたらその人を守るべき自分はその加害者にどうするだろうか?(子供or恋人or愛妻・・・) アメリカには「vigilantism」という言葉があるらしい。日本にも昔は「仇討」という情けを認める言葉があった。法治国家や民主主義の狭間にある矛盾に遭遇したとき。 「ハングリー・ラビット」という邦題よりも「SeekingJustice」のほうがしっくりくる、でも邦題の方が観に行く人にミステリアスな印象を与えていいのかもしれない。 自分は主人公ニコラス・ケイジに賛同するかな。 とにかく最後まで退屈しない108分。
退屈しなかった
最後まで飽きずに面白く見ていたんだけど、心に何も響くものがない映画だった。夫婦の絆が描かれていたのだが、お互いどのように魅力を感じているのか特に何も描かれていなく、それと同様に全ての登場人物がコマのように配置されているだけのように感じられた。物語の破綻がないのは、そこにのみ念入りに塗りつぶしただけなのではないかと思った。 性犯罪の恐怖も描いてないし、殺人に対する心の負い目も特に描かれていなかった。そう考えると心ない映画であった。 ちょっと面白かったのは、一般人のおじさんがニコラスケイジを殺しにやってくる場面だった。素人だからすぐ逆襲されて情報をペラペラしゃべっていた。そういった面を強調して、敵側の混乱なども面白く描いてくれたら人間くさくてよかったのではないだろうか。
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