劇場公開日 2012年6月16日

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「一般人だからね。」ハングリー・ラビット いずるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0一般人だからね。

2012年12月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

ニコラス・ケイジ演じるウェルは高校の英語教師。
映画を見慣れたこちらからすると「ダメだって!!」と言いたくなるような、普通の人の行動をします。
人を疑わずに(どう考えても怪しい)親切な申し出に縋り、言われるがまま行動してしまう。
まともに生きていた一般人だからです。

だけど、それだと(映画的に)面白くない、と思ったのかなんなのか。
彼は劇が進むにぐんぐん成長していく。見ものです。
初めはアワアワと拙い行動だったのが、追われるうちに段々逃げ方がこなれてきて
(生徒から没収した携帯を拝借して使ったり、使えそうなものは遠慮なく盗ったり)
行動だけ見るとだいぶ悪人です。盗みは犯罪なんですが・・・
本人は組織の勧誘を拒んでいましたが、本質的にとても裏社会に向いてるのだと感じました。

組織は存在し続ける。
hungry rabbit jumps!

いずる