「泣いて笑って、切なくなる。そして、元気が出る映画。」横道世之介 なおひろさんの映画レビュー(感想・評価)
泣いて笑って、切なくなる。そして、元気が出る映画。
夫婦揃って沖田修一監督が監督が好きで、公開を前々から楽しみにしていました。優しい視点で人を描写する監督の作品が夫婦で好きなのです。
今回は、前回までの“南極観測隊員”や“キコリと映画監督”という、遠い存在や背景ではなく、とても身近で共感する青春時代が描かれています。だからだと思いますが、その優しい描写の世界に自分達も重ね、ずっと映画の世界に入り込んでしまいました。
泣いて笑って、あっという間に過ぎていった愛しい時間でした。
映画が終わり、ずっと幸せな余韻が残りました。出会うこと全てが新鮮だったいい時代を思い返し、今までに出会った素敵な人達を次々と思い出しました。
忘れかけていた素敵な一時や、楽しかった時間、普段は思い出さない好きだった人達、大事に大事にしたい事を思い出させてくれる映画です。
「皆、元気かな?」なんて、古い友人達を思い出し、自然に当時のままに話しかけたくなる気持ちが残りました。
自分達が輝いていた時を思い出して、元気が出る映画です。
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