「愛すべき世之介」横道世之介 とくさんの映画レビュー(感想・評価)
愛すべき世之介
試写会にて
原作を読んでました。
その時も「この作品って、何を伝えたいんだろう」という感想でした。
そして実写でも、やっぱり「なんだろ」な訳で。
ですが、面白い。
上記の疑問なんて、どうでもいい事でした。
上映時間(2h40)を聞いた時に「え?」と思いましたが、
まったく長さを感じずに鑑賞できました。
ちょっとだけ残念なのは、世之介と祥子のその後の経緯が無かった事かな。
とにかく、世之介の飄々とした所や祥子の可愛らしさが、高良と吉高が上手く表現していました。
あと、世之介と加藤の「夜の散歩」は、アドリブなのか、面白かった。
思い返すと「忘れても記憶の中に残る人」というのが、世之介の人物像で、世之介を思い出すと笑顔になっちゃうって事が、作品の答えなのかなぁと勝手に解釈しています。
若干、近くにいたら「図々しいのに憎めない」ので、迷惑かも・・ですが。
作品の本質とか何かを期待したい・・という意図が必要な方には不向きかと思いますが、笑って、のほほんと楽しめる作品です。
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