「この映画に出会えて良かった😊」横道世之介 ツアステ侍さんの映画レビュー(感想・評価)
この映画に出会えて良かった😊
160分の超大作。
途中飽きないかと見ながら心配したがどこ吹く風。
映画は散発的に描かれているが、これが一向に飽きない。
特に引き込まれるエピソードを見せているわけではないが、何故か見続けられる。
バブル初頭の頃が時代背景だ。
まさに私もこの時大学生でした。
あったあったと共感だらけ。
ポーチを持つ男。
シャツをズボンにイン。
ホテルでバイト(私も同じ)
車が日産のレパード、スカイラインのしかもジャパン、走り屋御用達のスターレットKPモデル!
BGMにREBECCAのモノトーンボーイ。
身震いする程の懐かしさとリアリティ。
さて、この映画の勝利は原作、脚本、キャスティングの三拍子が見事にマッチした事に他ならない。
みんないいんだが、やはり吉高由里子さんの金持ちぶらないひたすらに可愛らしいところ。高良健吾さん演じるシンプル過ぎる横道世之介のカップルを嫌味なく演出したことに尽きる。
脇を固める若手(今は中堅として成長)俳優陣も見事だった。
佐津川愛美さん、後に吉高由里子さんとユリゴコロで抜群の共演を果たす。ここでも親友役としてしっかり存在感がある。
映画ってオチを探す事に躍起になるが、この映画にそれはない。無くてもまとまるんだと気付かされる。
心がホントに温まるってこう言う作品であり、作り方としてこれはありなんだな。
所々、??となるところがあるが、これは観終わってからWikiのキャスティング説明読めばしっかりきます。
これでいい。
タイトルから想像を遥かに超えた名作でした。
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