映画レビュー
有能な監督はインディーズの頃から有能
2000年公開作品
監督と脚本は『恋は五・七・五!』『かもめ食堂』『川っぺりムコリッタ』『波紋』『まる』の荻上直子
荻上監督のインディーズ時代の作品
舞台は千葉県の海沿い
粗筋
地球に修学旅行にやってきた夢ノくんと星ノくんはみんなと逸れ「星」に戻る汽車に乗り遅れてしまった
男にフラれたばかりで不貞腐れていた地球の女も加わり3人は夢ノくんと星ノくんを迎えに来る海岸に向かう
元カレの家に殴り込むシーンは静止画の繋ぎ合わせ
コンビニでの買い物は早送り
恐竜のモニュメントで交信するシーンはプッチーニとはいえ無駄に長い
高山菌のキャラは好き
配役
愚痴っぽい宇宙人の夢ノくんに山口哲也
気が弱く童貞で野糞女をオカズに車内オナニーをしてしまう星ノくんに星島耕介
我儘なため男にフラれた野糞女に塩沢えみな
東大卒だが気持ち悪い性格のためリストラされ自殺しようとしていた高山菌に谷田文郎
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【漸く観れたよ!極初期の荻上直子監督作品。修学旅行で地球に来た星ノくんと夢ノくんの緩ーいロードムービー。アヴァンギャルドダナア。】
■修学旅行で地球に来た星ノくんと夢ノくんは、帰りの”汽車”に乗り遅れてしまう。
時間を潰すお金もなし、咬んでいないと死んでしまう酸素2倍ガムも残りわずか。
そんななか、星ノくんが修学旅行のしおりから、列車に乗り遅れた場合についての記載を見つける。
◆感想
・この作品には、荻上監督の常連であるもたいまさこさんも、小林聡美さんも出て来ない。
・だが、その後の荻上監督の作品に通じる緩さが全開である。
・設定も、トンデモナイし、自主製作だからチープカンも尋常でない。
<だが、それでもこの作品はアヴァンギャルドでありながらも、どこか可笑し気な雰囲気が濃厚に漂っているのである。
荻上監督作品が好きな人には、堪らない作品である。>