「話のスケールだけハリウッド」プラチナデータ waisighさんの映画レビュー(感想・評価)
話のスケールだけハリウッド
東野圭吾の原作による「プラチナデータ」を元とする近未来ミステリー映画。遺伝子によって犯人を特定し事件を解決するシステムが推進され、そのシステムに疑問をもち真相解明に乗り出す刑事の活躍と、システムの開発者でありながらそのシステムのために人生を翻弄された一人の男の悲哀を描く。
DNA操作、二重人格など扱ってるテーマは近未来だが、日本の映画の中で描かれると一気に陳腐になる不思議。洋画ならおそら気にならないようなリアリティのなさを随所に感じる。オチも犯人も読めてしまうのがお粗末。
主演の二宮和也の演技がイマイチなことに起因してるのかもしれない。ぼそぼそ喋ったり、急にキレだしたり、どちらにせよ聞き取りにくい。二重人格を演じ分けられていたかも怪しい。周りのキャストが豪華なだけにややそれが目立つ。
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