「内容というより展覧会のような…」ヘルタースケルター うさまるさんの映画レビュー(感想・評価)
内容というより展覧会のような…
体をはった沢尻エリカにお疲れ様と言いたい。
初監督であったために、エリカ様はこれで良いのか分からない、と演技に戸惑ってたと言うのを知っていて観たので、エリカ様の演技力がより見えやすかった。
ハッキリ言ってエロエロだけれど
女性の憧れる美について描かれていた
セットや世界観はとても綺麗だとは思ったけれど
内容というよりは展覧会とかそういう芸術的な感覚で見てしまった。
綺麗なので見てて飽きなくて、わりとサラッと最後まで観れたけれど
内容はと言われるとうーん。
マネージャーに目の前でやらせたり、そういうシーンにあまり意味を感じなかった…
監督?社長?とやって名前を売らせてもらったりなどのシーンのほかの、そういったセックスシーンはあまり意味がなかったのでは?と思ってしまった。
やはりこれは内容より閲覧とか芸術的な展覧会のような感じがしてしまった。
また、桃井かおりの母親として
「食べすぎなんじゃないの?あとで吐いておきなさいよ」というセリフ
これは印象的
寂しく愛されてない形だけの、
美しさあっての女、というような、
そんな事を表してる一言のような
ビジネスとしてリリコを扱っているというのが判る発言。
セットはリリコの部屋に目を引く。
下にフサフサした絨毯やビーズやキラキラしたもの宝石、布や下に散らばる服や枕の中の羽
汚そうで片付いてなさそうで
色合いが全て虻川世界であったので綺麗で
やはり女子が憧れるようなそんな世界観。
これは素敵だと思った。
リリコの食べるサンドイッチやそんな些細な部分ですら
レタスチーズハムパンでさえもなんだかハッキリした色合いを使っていて
あるもの全てに虻川世界を感じた。
もちろん、幻覚を見るのはイモムシや幼虫ではなく、蝶だったことも虻川世界を感んじる1つでした。
もちろん一個人の感想です。