劇場公開日 2013年12月13日

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「悪く云えば映像だけの作品。」ゼロ・グラビティ みっどないと・シネマさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0悪く云えば映像だけの作品。

2014年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

興奮

凄い映像です。これだけでも料金を払う価値はあります。IMAXの3Dで観ましたが映像に圧倒されました。コンピュータ技術が開発されるのを何年も待って製作にあたったとの監督のコメントを見ましたが、具体的にどういったところのことなのか解りませんが、その臨場感は半端ではありません。まるで自身がスーパーマンになり、宇宙に飛び出し振り返って地球を見ている、そんな気分になります。
ストーリーは単純です。つまり、デンゼル・ワシントンとクリス・パインの「アンストッパブル」と同じようなシンプルさです。しかし、少しはストーリーにメリハリをつける為にジョージ・クルーニーは損な役割を引き受けています。宇宙でのサバイバルというほどには起伏にとんだ展開が不足していますが、サンドラ・ブロックは撮影は大変だったろうなと推察されます。上映時間91分ですが、このストーリーならばちょうどいい時間でしょう。でも、ラスト・シーンはちょっとあっさりし過ぎじゃないのかな?極限の世界でホンのちょっと勇気を搾り出せば二者択一の結果はどうであれ運命は変えられる。あきらめていてはそこでお終いだ。それがサンドラ・ブロックからのメッセージなんでしょう。

みっどないと・シネマ