「大切ななにかが欠けている……」ダイ・ハード ラスト・デイ 銀さんさんの映画レビュー(感想・評価)
大切ななにかが欠けている……
今頃ですが、この映画は劇場に見に行きました!ダイ・ハードは私の映画人生の原点なので非常に楽しみにしてました!
感想はハッキリ言って、『大切ななにかが欠けています。』まず、敵キャラの存在です。まぁ、ネタバレにならない程度に書きますが、ダイ・ハードのボスは知的でスマートであるべきだと思います。今作では要らない(私的な考えですが)ドンデン返しがあり敵のボスとの絡みが個人的に腑に落ちませんでした。ダイ・ハードは『マクレーンが敵のボスを怒らす→敵のボスが冷静さを失いキレる→ボスが反撃する→マクレーンの怒りが爆発』この流れであってほしいのに、今作はこの部分が不完全燃焼で終わってしまった。
アクションシーンはスピード感があり、良かったと思います。しかしながら、ダイ・ハードの1作目にあった独特の緊張感(敵をマクレーンが臨機応変に機転をきかせて1人、また一人と倒してゆく感じ)は作品を重ねて薄くなってきてますね。私はド派手なカーチェイスよりもビルの下の階にいる敵を倒すことを考えてそこにあったパソコンと敵から奪ったC4をオフィスチェアーに乗っけて放り投げる、そんな、その場のものを使ってピンチを乗り越えてゆくマクレーンをもっとみたかった。
ただ、今作は随所にダイ・ハードシリーズお馴染みのセリフやファンがニヤけるシーンもありましたから、そこは要チェックですね!笑
今作は製作が遅れて、完成が遅れたようですが、90分台のダイ・ハードは見たくなかったのです。あまりにも展開が速く、物語も想像を絶するご都合主義で進むもんだから、手抜き映画だと思ってしまいました。(^o^;)
マクレーンの頑張りに免じて、評価3てすが、単発のアクション映画なら評価は2ですかね!笑