「リチャード・パーカーがパイに与える勇気」ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日 とえさんの映画レビュー(感想・評価)
リチャード・パーカーがパイに与える勇気
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インドからカナダへ移住するために乗っていた船が難破。
救助艇に残された少年パイとベンガルトラのリチャード・パーカー。
彼らが広い太平洋の真ん中で生き抜く姿を描く。
面白かったな〜。好きだな〜。この映画。
面白いな〜と思ったのは、最後に明かされる驚愕の事実。
そこで、なぜ、そこにトラがいたのかや、トラとパイの関係について考える。
すると、パイがいじめられてきた子供時代や、救助艇で起きた出来事がパイの精神状態に与えた影響について思い、リチャード・パーカーがパイを導く勇気の象徴であることに気づく。
神は、パイが孤独や恐怖に打ち勝つために、ギフトとしてリチャード・パーカーを与えたのだと思った。
リチャード・パーカーとの別れの時は、パイがもう1人でも大丈夫だという神からの合図。
素晴らしい冒険と成長の物語だった。
監督は「グリーン・デスティニー」、「ブロークバック・マウンテン」のアン・リー。
漂流中、パイの思い描く幻想的な世界がとても美しい。
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