劇場公開日 2012年9月7日

「LAST DANCE」踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0LAST DANCE

2012年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

今作の観賞前、レビューの参考として、前作『踊る3』の自分のレビュー読み返したんですが、まあ随分と擁護してたなあ、とw

んーと。『踊る3』に対して、言いたい文句は一杯ありますよ。ありました。
ありましたが、まあそれをここで羅列する様な野暮なことはしません。前作だし。
ただ、唯一言わせてもらいたい、納得できなかったコトが、アバンから導入する件のオープニング!あのタイトルバック!あの『踊る』のテーマを何故流さない!アレが観たいのに!という。
ここのマイナスポイントが大きかった。
あそこで躓いて、自分的にテンションの軌道がうまく修正できなくて。
今ひとつ、ノリ切れなかったという。
4作目でもあのタイトルバックやらないならちょっとなあ~、という。

あのモヤモヤした感じが、レビュー読んでる最中に思い起こされました。

でもね!今作『新たなる希望』!見事なタイトルバックの復活!
ちゃんとスケールアップしてやってくれました!あのテーマに乗せてのキャスト紹介!
青島疾走!
和久さんの懐かし映像も挟んでくれて!
もうこれだけで満足しちゃった!

あとはもうおまけ!好きにやっちゃって!w状態だったんですが、ま最も肝心なのはストーリーの方ですよねwこりゃ失敬。
うん。これもなかなか良く練られてたんじゃないでしょうか。

テレビドラマからの『踊る』の楽しさって「一見すると偶然の出来事、かつての細かい事件等が重なって行き、何時しか大きな潮流となり、その直中に何故か青島が立たされちゃってる!」というシリーズ特有の展開というか、それが醍醐味というか、魅力だったじゃないですか。

前作にはそれが無かった様に思います。初めっから青島ありきで動いてるみたいな。青島祭り上げちゃってるみたいな。
でも今回はしっかり当初の『踊る』的流れに戻ってくれたなー、と。青島カヤソトから見事中心に立ってくれた!みたいな。それが嬉しかった。
あとラスト付近、サプライズ的(すみれさん絡み)にウルっとさせてくれたし。

んー。これで『踊る』は終わり!らしいですが?
どうなんですかね?
だって劇場版1作目でもう終わり!て言ってたんですよ?
それなのに4作も続けちゃってるし。

まだ何やかんや続けそうな気はしてるんですけど…取り敢えず、大団円ということで。

いやいやお疲れ様でした。

ロロ・トマシ