「崇高なる想い」桐島、部活やめるってよ 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
崇高なる想い
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割引日とはいえまさかの満席。おそらく口コミによる効果なのだと思うが、その期待にはある程度応えてくれる作品だと思う。
原作は未読。
始まりは金曜日。時系列をずらし語り始めるのは、数多い登場人物達の性格や、それぞれの恋愛事情をはっきりと示す為か?
本編が進み、主要な登場人物達の感情が爆発する屋上場面が感動的。
みんなの中ではどんなにちっぽけな存在であっても、“好きな事は好きだ!“と堂々と宣言出来る、そんな【負け組】な彼の前では、自分にとって本当に好きな事を続ける勇気を持てなかった【勝ち組】の彼には、とても崇高な存在にさえ映った事であろう。
内容的には全く違うのだが、『明日、君がいない』をちょっとだけ思い出した。
(2012年9月26日/シネ・リーブル池袋/シアター1)
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