劇場公開日 2012年12月1日

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恋のロンドン狂騒曲 : 特集

2012年11月26日更新

「ミッドナイト・イン・パリ」のウッディ・アレン監督が、アントニオ・バンデラス、ナオミ・ワッツ、アンソニー・ホプキンスほか豪華キャストを揃えて“大人のラブコメ”を撮り上げた。12月1日公開「恋のロンドン狂騒曲」で描かれる、ついつい覗いてみたくなる笑えて身につまされる“恋バナ”の数々とは?

他人の恋バナほど面白いものはない!
豪華キャストとウッディ・アレンが贈る“懲りない大人たちの恋愛狂騒曲”!

“恋の幻想”に囚われた、懲りない大人たちの恋愛模様!
“恋の幻想”に囚われた、懲りない大人たちの恋愛模様!

■浮気、不倫に年の差婚…覗いてみたい“すったもんだ”
 “懲りない大人たち”がおかしく愚かな“恋”を繰り広げる!

実力派キャストの豪華な顔触れはアレン作品ならでは
実力派キャストの豪華な顔触れはアレン作品ならでは

「他人の不幸は蜜の味」という言葉があるほど、自分とは関係のない人たちの“すったもんだ”は注目の的。それも恋愛話となると、もう覗かずにはいられないはずだ。そんな誰もが気になる恋バナの数々を、「私が、生きる肌」のアントニオ・バンデラス、「愛する人」のナオミ・ワッツ、「ハンニバル」のアンソニー・ホプキンス、「メン・イン・ブラック3」のジョシュ・ブローリンという豪華キャストを揃えて、「ミッドナイト・イン・パリ」の大ヒットも記憶に新しい、天才監督ウッディ・アレンが撮り上げた。

浮気や不倫、年の差婚に、果てはスピリチュアルねたまで……切なくて愚かで、どうして人はこんなにも恋に盲目なのか。“恋の幻想”に囚われてしまった懲りない大人たちが繰り広げる、“恋愛すったもんだ”をとくとご覧あれ!


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~浮気!?:サリー(ナオミ・ワッツ)の場合~

かつてのトキメキもどこへやら、ロイとの結婚生活に疲れ気味のサリーは、生活費の工面もあって、ギャラリーで働くことに。オーナーのグレッグ(アントニオ・バンデラス)は成功者のオーラに満ちたお洒落なイケメンで、サリーは仕事を通して彼の魅力に惹かれていく。そのグレッグはすでに結婚生活が破綻中で、その寂しさを吐露したことからサリーと急接近。サリーは、グレッグとの未来を妄想するようになるが……!?


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~不倫!?:ロイ(ジョシュ・ブローリン)の場合~

華やかなデビューを飾ったものの、その後は泣かず飛ばずの小説家ロイ。口げんかの毎日で、サリーとの結婚生活にも徐々に亀裂が……。そんなある日、隣に越してきたのが“赤い服の美女”ディア(フリーダ・ピント)。エリート外交官とのマリッジ・ブルー状態にある彼女に心奪われたロイは、年の差なんてなんのその、猛烈なアプローチを開始。ディアもまんざらでもない様子で……。


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~年の差婚!?:アルフィ(アンソニー・ホプキンス)の場合~

サリーの父親アルフィは、死への恐怖から突然“若返り”に目覚めてしまい、ヘレナとの40年間のおしどり夫婦生活を捨て、ジム通いと優雅な消費生活を送る“30代ライフ”へとカムバック。自称女優で派手ケバな娼婦シャーメイン(ルーシー・パンチ)にすっかり骨抜きにされてしまったアルフィは、ついに彼女との“年の差婚”を敢行し周囲を驚かせる。が、シャーメインの無教養と浪費癖に振り回されて……。


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~スピリチュアル!?:ヘレナ(ジェマ・ジョーンズ)の場合~

40年間の絆をアルフィの独断で断ち切られてしまったヘレナは、ショックのあまりに自殺未遂まで引き起こしてしまう。心の拠り所を求めて占い師のもとへ通うようになった彼女だが、その占い師はインチキと評判で、金づるを離してなるものかと都合のいいことばかりを吹聴し、ヘレナを深みにはめていく。サリーとロイ宅に立ち寄っては酒を飲み小言を繰り返す彼女は、サリーの頭痛の種。そんなヘレナにも、新しい恋が訪れる。


■シェイクスピアの「マクベス」もアレンの手にかかれば、
 上質な喜劇=“大人のラブコメ”に!

笑わされながら、実は身につまされる大人のラブコメ
笑わされながら、実は身につまされる大人のラブコメ

映画の冒頭と最後に“騒ぐ響きと怒りはすさまじいが、意味は何ひとつない物語”というシェイクスピアの「マクベス」のセリフが引用されている通り、アレン監督が本作の念頭に置いたのは「マクベス」。同作は、勇敢だが小心な将軍マクベスが周囲に流されて王位に就くものの、数々の重圧に耐えきれずに暴君となり、やがて王子の復讐に倒れるという悲劇だが、これを上質な喜劇へと転化させるのが、天才監督ウッディ・アレンの手腕。邪(よこしま)な野望を抱きながらも、いざとなったら腰が退けてしまう愚かしさや小心さ、それを恋愛シチュエーションに置き換えることによって、「バカだなあ」と大笑いさせながらも「え? それって私のことかも……」と自分に当てはめて考えもさせる、大人だからこそ理解できるラブコメとして完成させているのだ。

登場する数々の恋愛パターンは、一見ありえなさそうでいて、実は意外にリアルな話。爆笑させられたあとに少し背筋が寒くなる……こんな気持ちは、アレン作品以外ではなかなか経験できない。

隣の美女にハマっていく、サリーの夫ロイ
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アルフィの元妻ヘレナは古書店主と恋仲に
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サリーと母ヘレナの関係にも……
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■他恋愛映画と比べるとより分かる「恋のロンドン狂騒曲」の“狂騒”度!

ついつい気になる他人の恋バナ。“しっちゃかめっちゃかな恋愛話”を描いたこれまでの作品を一挙に紹介! 改めて「恋のロンドン狂騒曲」の“狂騒”具合を確認しよう。

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