「子供向け映画としては良作」劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士 ケルディオ famlさんの映画レビュー(感想・評価)
子供向け映画としては良作
先日、家族そろって劇場へ足を運び、鑑賞しました。
子供は高1の長男と小2の次男、小1の娘。
夫と私はそうアニメには詳しくありませんが、子供の年齢が年齢なので、毎年ポケモン映画を見に行っていました。
過去の作品もDVD等で見ています。
今年のポケモンは、大人からしたら少し物足りない映画のように思えました。
ケルディオの成長や葛藤がお話の軸なのだと思いますが、描写は子供向けです。
同時上映もあってか、本編時間が短いため、あれよあれよという間にケルディオが成長してしまいます。そのため、ケルディオがどんなに頑張っていても、なかなか感情移入しきれません。もう少しじっくりやってほしかったかなというのが正直なところです。
後、今年は悪役がいません。
キュレムは悪役ではありませんでした。それどころかケルディオの成長に一役買うなど、いい面が多く見られます。嫌われ役を買って出たような感じです。
が、ケルディオを執拗に追いかけ、少しばかりサトシたちに危害を加える描写があるので、子供は悪者と勘違いしてしまうかもしれません。
毎年多く使われているCGですが、今年は氷の描写がとても綺麗でした。
作り手側のことはほとんどわからない一般人の私たちから見ても、毎年すごいなと感動します。
子供たちの感想ですが、高1の長男は、少々物足りない様子でした。
もうずいぶん前にポケモンを卒業しているのですが、ポケモン映画ってこんなだったっけ?という感じらしいです。
ところが、下の娘と息子は面白かったと大はしゃぎ。
娘は同時上映が面白かったと言い、次男は本編の話しで盛り上がっていました。
やはり今年はより子供向けに作られたようです。
基本的にポケモンは子供のための映画ですし、たまにはこういうのも良いのかなと思いました。
小さなお子さんがいらっしゃるご家族にはおすすめの映画です。