マージン・コールのレビュー・感想・評価
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NISAやるなら、観て損はない。
マージンコールとは、金融機関が投資家に不足の証拠金を求めることを言い、それを受けた投資家は定められた期日までに入金するかポジションを決済しなくてはならない。 青◯王子が「破産だー」とハマったやつです。 新NISAで投資する人が増えてるけど、オルカンやSP&500 買っとけば、放置してて金が増える。と踊らされてる日本国民は、この恐怖を観るべき。
腐った銀行の内幕を暴く、企業ドラマの傑作だ。
金融危機の初期段階だった2008年を舞台に、巨額の不良債権を売りぬくことで、市場と顧客の信頼を失い、従業員の大量解雇が変わらずとも、会社を存続させようとする、投資銀行の内幕を描いた企業ドラマ。 投資銀行やレバレッジって何?とか、不動産サブプライムローンやMBS(不動産担保証券)など、劇中で説明は無いので、鑑賞前に基礎知識は知っておいたほうが良いかも。 経営陣や幹部行員の自己保身や責任のなすりあいを通じて、非倫理的で腐った権力構造を、実にリアルな描写で冷静に描いている。俳優陣の素晴らしいアンサンブル演技も、本作を引き締まったものにしている。 本作は、近年のどの映画よりも、ウォール街のシビアな現実を描いた作品ともいえる。非常にスリリングで最後まで見ごたえのある、たとえて言うならオフィス・スリラーとでもいえるような、企業ドラマの傑作だ。
ケビン・スペイシーが好演。
リーマンブラザーズを題材にした映画。業界にいたことがあるので懐かしい感じがした。ケビン・スペイシーの出演作ではやはりユージュアル・サスペクツが一番印象に残っているが、投資銀行のマネージメントとしての演技も悪くないと思った。僕の英国人の元上司を思い出した。
ケビン・スぺイシーのキャラ設定が少しブレていませんか?
金融危機の発端となったリーマンブラザーズ破綻の一日を描く物語。 実話をもとにしているだけあって、リアルで緊迫感がある私好みの作品でした。 登場人物がそれぞれの立場で動揺し、悲嘆し、会社を守るために、或は金融マンの矜持を守る為に奔走する様を、丁寧に描いていきます。 特に、数人の社員が屋上で話し込むシーンは、寂寥感を肌で感じるお気に入りのシーンでした。 事が事だけに、カタルシスを感じる展開にも、意外性を感じる展開にもなり難く、高い評価は難しい作品だとは思います。しかし、それでも私的評価4を付けたくなる作品でした。
流れる空気感が良い。
初めから細かい説明的なシーンは無くストーリーは進んでいく。 リーマンショックの事を知らなくても、歴史的な出来事が人々のエゴによって引き起こされた事は理解出来ると思う。そして時代は繰り返されるのか。 色々な教訓に満ちている。 さらにそれらを理解出来なくても、世界的に衝撃を与えたリーマンショックの話なのに、ゆったりとしたストーリー展開に流れる空気感は心地がいい。
会社、組織の本質的なところが見える
リーマンものでシリアスな場面であるが、解雇されたもの、何をしてるのかわからない偉い人、信念持って働いて部下を動かすもの、 そんな場面で、残り、ファイヤされ、昇進する人も出てくる。 会社、組織の本質的な部分が見える。日経企業ではそこまで明確ではないにせよ、基本は同じだろう。 中で働くのは人で、そんな大損失出してもペットに涙して、人の給料ばかり気にしている若者はファイヤされる。
恥も外聞も無く生き残る強欲と容赦なく解雇される社員 残る者は、富を...
恥も外聞も無く生き残る強欲と容赦なく解雇される社員 残る者は、富を手にする為にモラルや信念を捨てていく。
これなら2時間越えでも十分観れた
リーマンショック周辺を題材にした作品って結構あると思うが、その中でもガチのつくり方をした映画といえる。ガチというのはドキュメントとしての精度ではなくドラマとして。観やすい演出など一切なく終始緊迫感のみ。もろ大人向け。 投資に興味があるないで観る人の飲み込みは違ってくるが、事の全体像はあまり描かず社内の勢力図というか上下の力関係を主に描いているので、そこはわりかし間口が広いのではないかと思われる。(これ関連良作のマネーショートは全体も描いていたぶんややこしさもある) キャスティングに惹かれて観る人も多いのでは。その点裏切られず満足できる。ただちょっと終わり方が呆気なさ過ぎるかな。これなら2時間越えでも十分観れた。
サスペンス?
約24時間の出来事。 サスペンスと書いてあったけど、ハラハラドキドキの連続…ではない。 なんていうか、上の人達だけが何事もなかったかのように残り、下々は解雇。 それに文句を言う人もいなかったのか? 案外現実的な内容だったのかもしれない(よくわからない)が、リーマンショックを題材にした他の作品の方がもっと緊迫感があった。 クライマックスがどこだったかも見えづらく、盛り上がりに欠けた作品だった。
金融の知識が必要。
どうやら会社にとって相当ヤバい事実が見つかったようだ。からの、会ったこともない重役と会議して、天上人みたいな社長からも直接ヒアリングされてっていう。 この辺まではある種のお祭り感覚というか、ヤバいんだけどなんかハイになっちゃうっていうのが面白かった。 僕は金融の知識もないし大企業に勤めてるわけでもないけど、そりゃ金儲けのためだけの商売なんて健全じゃないよね、と。 劇中でも言われてたように、複雑に膨れ上がった資本主義のツケみたいなもんなんですかね。 終盤に展開されるオハイオ川の橋の話。あれは良かった。 仕事って、ちょっとずつでも良い世の中にするためにするもんでしょうっていう。 敬遠してた「マネー・ショート」も見てみようかな。
年収が億を超える世界って…
リーマンショックを描いてた金融モノ。外資系金融は何かと別格ですなぁ… 映画的には特にドラマティックな事も起こらない。金融業界に一石を投じたり問題提起をするわけでもなく、投資会社の没落の一日を淡々と描く。 ただ、キャストは相当豪華で、ケビン・スペイシー、ジェレミー・アインズ、スタンリー・トゥッチ、デミ・ムーア、主演級の顔ぶれで映画全体に重厚感を出している。
自分のために大勢の他人を犠牲にして大暴落を招くべきか
総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 ) 多額の怪しい金融取引をしておいて昨日まで誰も会社の抱える巨額の損失に気がつかなくて、その8兆ドルという巨額の損失を一日で大量に処分出来てしまえるという展開は現実的とは思えない。だけど普通の会社員の一生分を一年で稼ぐような桁違いの報酬を手にしてそんな生活に染まっていきながらも、誰もが生き残るのに必死で、そのために何でもやっていくという虚しい世界観が描かれていて面白い。冷たい殺伐とした雰囲気の中で、倫理を完全に無視して利益を最優先して積極的に動いたり、あるいは苦悩しながら結局は倫理観に目をつむったり。ウォール街のある投資銀行の緊迫の一日を通して、利益至上主義の葛藤や緊迫感や問題点が散りばめられていて楽しめた。ただし話が会社組織の内側だけで終わっていて経済に与える影響を描いていないので、大暴落で混乱する社会の部分を挿入してくれたらもっと良かった。
映画である必要性は?
まぁ、大半の人にとって生々しい記憶のある主題だったので、あまり映画的な筋立てというのも難しかったのかもしれませんが、やっぱり事実に忠実(なのかな?)にしようとすることで、結果的に映画にする必要があったのかな、という疑問が湧いてしまいましたね。 ほとんどのシーンがずっとビルの中の息詰まる感覚とかリアルなのでしょうけれども、映画的な緩急という意味では、それが欠けていたような気がします。たとえば、ピーターが「ビルの中にいたくなくて」街を徘徊するシーンがあったと思いますが、あの辺りでもっと虚無感を演出できたら、より面白くなったような気がするんですけどね。 しかし、まぁ、もしこれが事実に近いお話だったのだとしたら、あの頃、内部はこんなんだったのね、ということが肌で感じられたのは良かったですね。
そこそこ豪華キャストだが…
専門的なことはいわないが、おもしろくない。 ウォール街やインフォーマントみたいなぬる〜い映画が好きな人は楽しめると思う。 サイモンベーカーは、やっぱりメンタリストやな。今回の役柄はなんかいまいちでした。
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