「シンドラーのリストのアーモン・ゲート再び」英雄の証明(2011) カメさんの映画レビュー(感想・評価)
シンドラーのリストのアーモン・ゲート再び
個人評価:3.8
シェイクスピアの作品を、現代の舞台で描く為、まるで戯曲を3D化した様な感覚になる作品。それによって違和感のあるシーンは多々あり、もう少し現代風にアレンジした演出や脚本でもよかったのではと感じる。
また撮影場所が、あまりにも低予算を感じずにはいられない背景なので、やや世界観の品位が落ちてしまうのは残念。
しかしながら、主人公であるコリオレイナスは、氷の刃のような青い瞳のレイフ・ファインズにうってつけな役柄であり、「シンドラーのリスト」のアーモン・ゲートさながらなキレッキレな演技。自身で監督主演したのも首肯ける。
母と妻にバネッサ・レッドグレーブとジェシカ・チャステインを迎え、脇も完璧な布陣である。
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