苦役列車のレビュー・感想・評価
全55件中、21~40件目を表示
白いブリーフが眩しかった…
森山未來演じる貫太と高良健吾演じる正二との色んな意味での格差が凄い…何をしても下品な貫太と何故か常に品が漂う正二。
貫太、ドンマイ!!己に正直に生きる君は素敵だ。と応援したくなりました。
飲み屋で皆が動物の物真似を始めたシーンはカオス過ぎて笑ってしまった。
いろんな意味で
なんの予備知識もなく観て、最初は少し引き気味。森山未來演じる主人公...
なにをやっても、誰と付き合っても不器用で、自分から失っていくものば...
愛せそうにないろくでなし
森山未來みたさにみて
森山未來にやられたって感じの映画でした。
森山未來演じるかんたが…もうどこをどうとってもクズ人間^q^
キャッチコピーは愛すべきロクデナシだったけど
私近くにいても愛せそうにない。。
けど、そこがこの映画の?いいところなのかなあとも思いました。
もう一回見るか?と言われると…多分みんけども。
けどとにかく森山未來の演技力がすごかった。
マキタスポーツさんもよかったなあ。
好きなシーンは
このだめだめなかんたが
ともだちになってくれてありがとうっていうシーン。
そんなこと言ったところで
もう元にはもどれんけん切ない気持ちもあるけど
彼女も出来ず、お金もなく、唯一できた友人をなくしても
相変わらず風俗に通って、酒とたばこばっかりして、、、
ううううん…やっぱり好きにはなれないけど、
この映画が嫌いかって言われると、それはまた別の話かも。
苦役列車
ちょっともお、愛せないほどのクズ男。
人間の汚い部分、嫌な部分を詰め込んだような男。
歩き方も食べ方も発する言葉も行動も全部下品。
しかし、汚くて嫌な部分を何かで取り繕わず
思うがままにクズ男だからこそ愛おしく感じた。
人は自分の汚い部分を隠して、
何かで取り繕って良い人間に見せようとするが
貫多はそれをせず感情のままに生きている。
なかなかそんな風に生きられる人って
現代の世の中にはいないよなぁと思い面白かった。
まあ、実際にいたとすると完全に嫌いだけど(笑)
終わり方も好きだった。
3年後に更正して立派な人間になっていたら
どうしよう、そんな終わり方か、思ったが
相変わらずクズで少し安心した(笑)
最後シーン動く心が見えて感動した。
森山未來が頭からつま先まで北町貫多で
本当に感動した。素晴らしかった。
個人的に、貫多の俺ではなく僕呼びに
少しキュンとした。あの時代の僕呼びは普通なのか?
あと、穴に落ちるシーンがいきなり
ファンタジックで戸惑った。
愛したいのだが。
非常に良い映画だったと思います。
でも、愛すべきクズなのかと言われたら、本当ただのクズなろくでなしの役です。「こんなクズだけど、愛しちゃう」そんなんじゃなくて、「ほんとにクズじゃないか、でも、わかるよその気持ち」っていうそういうタイプの役だったと思います。
何よりもこういう役の森山未來観ると、さすがだなぁと思っちゃう。本当に彼は足の先、指先まで演じる役者のように感じる。一番は、弁当やご飯の食べ方がすんっごいうまい!!!!!と思うの。
あとは、前田敦子の昭和の感じは非常にこの映画の雰囲気を作っていたとも思います。高良くんも、かんたと対比なタイプの役で、とても良かった。
客観的にこのかんたを観るのではなくて、自分がその立場にたっているような見方をさせてくれる映画だった。
徐々に惹きつけられる
愛すべきクズ映画
サスペンスでもド派手なアクション映画でもないのに、終始ハラハラドキドキさせられる映画でしたw
原作未読で比較はできないし、よくわからないけど、主人公のクズっぷりが、かなりのあるあるで、冒頭ののぞき部屋から始まってありとあらゆるクズ要素がふんだんに描かれています。特に気になったのはご飯に醤油と味噌汁をぶっかけて食べるシーンが最高でしたwww 森山君の演技には圧巻という文字が似合います。
ただ山下監督もちょっと悪意があるのかバカにするにも程があるというくらい、全体にイキキッテル感を感じました。
サブカル大好きな渋谷系知的イケメンより、よっぽどこの主人公の方が大好きです!
俺もたぶんバカにしてんだろうな(^^;
『苦役列車 』が悲惨にみえないのは、“友ナシ、金ナシ、女ナシ”でも“若さ”があるからだろうと思った話
原作との比較による賛否はあるようなんですけど、原作未読で思い入れのない僕にとっては、楽しめた映画でした。
映画.comのレビューなんかでは、主人公がクズ過ぎて感情移入できなかったという感想をちらほら見かけました。僕はちょっと変な感想なんですけど、
もし自分が俳優だったら、いちばん演じてみたい主人公。
でしたねー。
こういう人が身近にいて、友達になりたいか?っていったら絶対イヤです。
また自分の人生をやり直すとしたら、こういう生き方したいか?っていったらそれも絶対イヤです。
でも、言うことのゲスっぷり、行動のクズっぷり、森山未來の演技もスゴいんでしょうけど、自分が「言えないこと・やれないこと」がどストレートに描かれていて観てて痛快でした。「映画の演技をしているんです」っていうエクスキューズがあるなら、是非こういう人間になってみたい!と思いましたよ。
決して「不器用だけど根はいいヤツ」とか「貧しいけれど頑張ってチャンスを掴むヤツ」とか「女にはモテないけど、純情なヤツ」とかでは全くないです。また逆に「完全にアウトロー」でもないのも、偽悪的なニヒリズムでなくてイイのです。
主人公が(文字通り)裸一貫で小説を書き始めるというラストシーンを指して「安直な青春映画に成り下がった」という感想も耳にしましたけど、それは私小説の原作者である西村賢太と繋げた「メタ視点」だと思います。一本の映画としてみるなら、「かつて見下していたオッサンが夢を叶えやがった。だったらオレも小説を書こう」というラストになったわけで、それ以降どうなったかというのは、別に西村賢太の現在に繋げなくても、観客の想像に委ねられてると解釈していいわけです。映画が安直なのではなくて、主人公が安直だってことです。
でもその安直な主人公が、さほど悲惨にみえないのは、なんたってまだ若いってことですよね。友達がいないとか金がないとかって苦しがってても、19歳ですからね。ラストが3年後に飛んだのを考慮しても22歳。圧倒的な“若さ”という財産を持ってるってことですよね。
41歳から人生やり直した僕と較べて見みたら、その差約20年間。20年間もあれば、何かを見つけて、それを身につけて、何かのカタチにするまでの期間としては充分に潤沢です。
その“若さ”という財産の価値は、若さゆえに認識できず、活用しにくいというのは人間の皮肉な特性ではあるんですけどね。
主人公萌え
タイトルなし(ネタバレ)
昔に見て内容忘れてたので、原作小説読んでみたのを機にもう一度みたけど、小説には登場しないミューズ的な女性(あっちゃん)が登場して全体的に小説で感じた雰囲気とはまた違うものだった。貫多の孤独とか歪み方が違ってみえた。うーん。
よかった!
森山未來という役者は本当に只者じゃない超一流だなぁと改めて思った。
完膚なきまでこじれきった役柄、ドン引きな台詞と表情、なんの違和感もなくやってのけるってすごい。
前田敦子もしっかり女優だね〜。
いいのか悪いのかって感じだけど、全くアイドルっぽくない役が妙にしっくりきた。
最後、貫多が柄にもなく「ありがとう」なんて言うからもしや死んでしまって終わりか?と思ったら、突然の落とし穴な展開で目が点。でも笑った〜
足怪我したオッサンが飲み屋で貫多に「いいことなんかなんにもねえぞ」みたいなこと言ってるシーン、ここ毎日考えていたことと絶妙にマッチして嘆息。
前に、小説の月刊誌で読んだ西村賢太のインタビューかエッセイで、いかに世田谷と下北沢サブカルが嫌いか熱弁してたのを思い出して、本棚を探してみたけどなかった。
原作を書くに至った経緯と、そこにこめたメッセージがどんなものか知りたいなー。
私の勝手な感想だけど、
「全てを失って落ちるところまで落ちないとやり直すことはできない」
っていうんじゃなくて、
「落ちれば落ちるほど辛いし多くを失うけど、その分、反動で高いところまでいけるからとりあえず死ぬな」
みたいな、究極にくすぶってて痛々しいんだけど最終的にはなんかポジティブな気持ちになれる映画だった。
愛せないロクデナシ
森山未來と山下敦弘監督を堪能した。面白かったけど、90分以内くらいで良かったかなと思う。いつまで経ってもロクデナシ。同じところをグダグダうろうろ。どうしようもない主人公に微塵の愛情も湧かなかった。高良健吾さんも良かった。二人が初めて話すシーンで素人ながら上手いなぁと思いました。
実際本人は小説を当てるわけだから、最後の背中が頼もしいというか、光が当たって後味は悪くない不思議。
後味が悪い
ろくでなし。
なるほどこんなろくでなしでもストーリーになるわけね。原作もなかなか面白いけど、いい感じに脚色されててよかった。
森山未来の演技力はほんとにすごい。
よし、俺も頑張るか。と思わせる一作。
今からどんだけがんばれるか
全55件中、21~40件目を表示