劇場公開日 2012年7月14日

「重苦しい」苦役列車 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0重苦しい

2019年9月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

何か終始「苦役」な雰囲気で観てるの辛かった。
貫多(森山)がかなり卑屈に表されていて、
でも読書家ならもう少し社会性あるんじゃないかと。
あそこまでエクストリームな酔っぱらい方とか、
女性への迫り方の雑さとか、リアリティが薄い。
もっとコメディに振り切っちゃった方が良かったんじゃないかな。
ラストも救いがあるのか無いのか分からないし。
演者の頑張りにストーリーがついて行けなかった感じ。

森山未來はいつも陰のある癖のある役で、
今回は超クセの悪い役だが、見事にこなしてくれた。
それ故に話全体に胸糞悪さを漂わす役だった。
彼の陰のない役が観てみたい。
前田敦子を役者として初めて観たが、良かったと思う。
割と等身大の役で無理しなくて済んだのか。
マキタスポーツ…、これブルーリボン賞かなぁ…。
今後に期待します。

クリストフ