ゾンビ大陸 アフリカン

劇場公開日:

ゾンビ大陸 アフリカン

解説・あらすじ

アフリカの大自然の中で過酷なサバイバルが繰り広げられるゾンビ映画。アフリカ大陸でゾンビが大量発生し、駐留アメリカ軍が撤退を始める。米軍エンジニアのブライアンも最後の飛行機で脱出しようとするが、機内で乗客がゾンビ化し、飛行機が墜落してしまう。同じ頃、故郷の村がゾンビ化してしまった西アフリカ軍の兵士デンベレは、生き残った息子を探しに出かけ、その途中で墜落した飛行機から生存したブライアンと遭遇。2人は協力してゾンビ大陸と化したアフリカ大陸からの脱出を計る。

2010年製作/105分/イギリス
原題または英題:The Dead
配給:インターフィルム
劇場公開日:2012年1月21日

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映画レビュー

3.5一見、B級ゾンビ映画だが、実際はロメロゾンビの正統後継作

2025年2月18日
PCから投稿

邦画タイトルのせいで損しているが、ロメロ監督の「走らないゾンビ」の系統を受け継ぐ、至極真っ当なゾンビ映画。

目新しいのはアフリカ大陸という広大な土地が舞台ということ。サバンナや砂漠地帯を彷徨うゾンビの姿もなかなか絵になる。特に、夕闇が迫り、赤く染まる大地を背景にゾンビがシルエットとして蠢くシーンは美しさすら感じる。ゾンビの襲来も怖いが、日中の陽射し、水や食料の不足、夜の底知れない闇の深さなど、大自然の中に取り残されることも驚異となる。

ただ、舞台が広大すぎてゾンビの人口密度が低く、画面からではどうにもならないような絶望感は伝わってこなかった。車で移動中とかでも、ほとんど周囲にゾンビを見かけないのに、車の故障などで止まった途端に何処からかわらわらと寄って来るのはちょっと不自然でしたね。実際、米軍が撤退するほどゾンビが多いようにも見えず、世界規模でゾンビ禍が起こっているような終末感は感じられなかった。

また、これも広大なアフリカ大陸が舞台のせいで「行ける場所」に制限があり過ぎて、ストーリー展開に変化や意外性が生まれにくいのが残念。主人公と相方も米軍基地以外に目指す場所の「選択肢」が他に無いので、中盤辺りの、移動→休憩or車のトラブル→ゾンビ襲撃→移動、の繰り返しが退屈でした。当然、ショッピングモールのような施設も無いので、よくある「生き残った人間こそが敵」という定番の展開になる事もありません。逆に、せっかくアフリカが舞台なのにライオンやトラ、チーターなどの野生動物がまったく見当たらないのが不自然で、肉食獣のような猛獣を利用してゾンビを撃退するような、この作品ならではの「工夫」が見たかったですね。

ラストにしても、ゾンビによる絶望感よりも、車や飛行機のような「移動手段が無い」ことの絶望感の方を感じる終わり方でした。真っ当なゾンビ映画ではあるのですが、アフリカ大陸という舞台が活かしきれていない印象を受けました。

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Fate number.9

5.0タイトルなし(ネタバレ)

2018年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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よね

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