「実話を面白く作品化したお手本」アルゴ クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
実話を面白く作品化したお手本
イランの歴史の勉強と、
中東とアメリカとの複雑な関係の勉強から入る冒頭。
過去のアメリカ映画の中で、一番CIAが柔らかく見えた。
ベンアフレック(トニー)は
多分アクションシーンが無いから、CIAに見えなかった。
普段如何にランボーなCIAばかり見せられてるのか分かる。
トニーと大使館員たちの交流がもっとあると、
話の筋に説得力があるんだが、
そんなことはどーでもいいと思える後半の緊張感はたまらん。
一番嫌がってたヤツが最後に一番役に立つ、
というカタルシスもおまけについて、上がること間違いない。
ていうか、最後もっとみんなトニーに感謝しろよ。
実話ベースでこれほど面白い作品はあまり無い。
元々の話が面白いからだけかもしれないが、
「アルゴ」とタイトルにしたアフレック監督の勝ち。
ウソ映画「アルゴ」に集う愛すべきキャラクター陣良し。
イスタンブールの寺院とテヘランのバザールも行ってみたい。
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