「結末を知っていても」アルゴ ジジさんの映画レビュー(感想・評価)
結末を知っていても
1979年に起こったイランアメリカ大使館人質事件という、実話を基にした作品。
実話だから、結末は知ってるんですが、
めっっっさハラハラする!!
けど、笑えるところ、ワクワクするところもたくさんあってとにかく最高でした!
限りなく☆5に近い4.5!
物語の冒頭で、6人の人質救出作戦が映画作戦に決まり、主人公のCIAトニー(ベンアフレック)が、ハリウッド重鎮のお二方に協力を求めに行くところなんて、かなりワクワクしました!
とにかく、テンポのいいユーモア満載の会話のやり取りが最高に笑える!
いい大人が「アルゴクソ喰らえ」を合言葉にキャッキャしてるところなんて、最高かわいいです。
ああいう、男同士のじゃれ合いっていいよね!
その後、トニーはイランに飛行機で向かうのですが、はじめの楽しい雰囲気から打って変わって、終始ハラハラドキドキしっぱなしだし、
6人のアメリカ大使館職員をかくまう、カナダ大使館のご夫婦の勇気、カナダ大使館のお手伝いさんでイラン人の女性の優しさに感動させられます。
いったん作戦が中止になったにもかかわらず、自分の命をかけて6人を逃す決意をしたトニー。
たった一人の揺るがない決断があれば、どんなに困難なことにも、希望の光がさすんだなーと思いました。
これが実話なんで本当にすごいなと一番感じた場面でしたね。
空港のシーンは思わず、
いけー!とか、飛行機早く飛べー!!
とか言っちゃうくらいヒリヒリさせられました笑笑
トニーが奥さんと息子のもとに帰るラストも本当に良かった。
大満足の作品です!