アウトローのレビュー・感想・評価
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う~ん…
トム・クルーズ主演ということで、ど派手なアクションを期待していたのだが、これといった見応えはカーチェイスのシーンくらいだったかな。最後もびっくりする程あっさり人質救出…少数精鋭っぽい雰囲気だったけど、いくらなんでも護衛少なすぎ。
アクション映画としての派手さはなく、サスペンス映画としても物語が迷走気味。解明されてみると、動機やトリックが意外と薄っぺらくてびっくり。最初の方でいかにも深い陰謀がありそうな雰囲気や背後に大物がいる雰囲気を醸し出していたが故に、いざ蓋を開けてみると『あれ?そんなもん?』となってしまう。
配役は良いし、ところどころ見せ場もあって全体としては、それほど悪くないんだけど…たぶんこの映画はトム・クルーズじゃなかったら終わってる。
派手な活躍を期待しちゃダメ。
シリーズ化されて17冊も出ているシリーズものらしいです。
予告ではカーアクションのシーンばかり強調されているからてっきりアクション満載の007バリの作品だと思っていました。
意外に…地味でした。
何といっても主人公のジャックリーチャーがとっても人間くさい。
だから現実味があるいい感じが出ているのか…、でも地味。
裏切り者も二転三転することなくバレちゃうしね。
‘悪は決して許さない’ってのがいいですね。
なんだけど、どーも見終わると勧善懲悪の時代劇見たようななんか懐かしい感じが…。
それにしても、トム、もう50歳なんですよね〜。
森田健作みたい。いいのか悪いのか…ところどころで歳を感じます。
けど、お話は面白かったですよ。
正義は勝つし、気分すっきり!
ちょっと中途半端だった。
街から街をさすらう元軍の秘密捜査官だった男が、たった一人で悪に鉄拳を食らわすさまを描き出す「アウトロー」。
最初の展開は面白かった。
なぜ、5人も無差別に殺さなくてはいけなかったのか。
ジャック・リーチャ―の登場の仕方も面白かった。
視点を変えると、違うものが見えてくる、なんてステキ。
それが・・・
途中から、何だか中途半端になっちゃったね。
悪者の悪いぶりも、最初は「うわ~、悪いヤツ~」なんて思うのだけど、途中から説得力がなくなってくる。
ヘレンとの会話も知的で良いのだけど、イマイチしっくりこない。
被害者の事をもっと調べるとか、悪いヤツの事情ももっと知らせてほしかったな。
アクションは見事。
銃撃シーンやカーアクションも見ごたえ有り。
トムは、やっぱり頑張ってるね。
ロバート・デュヴァルは、歳をとっていても、ステキだな~。
「トム・クルーズの新シリーズ」なんて、どこかに書いてあった。
そのためか、何だかジャック・リーチャ―を説明するための作品になってしまっていたように思う。
次回作があるなら、それに期待しよう。
それよりも、上映前に、ブラッド・ピットの「ジャッキー・コーガン」の予告編があった。
そのブラピが出てきて、「アウトローを見にきたな。俺の前売り券も買って行きな!」と言ったのが、妙にウケちゃって。
あはは~~~。
絶対に「ジャッキー・コーガン」は見に行こうっと。
静かに力強い。
試写会で環境が悪かったので4.5だが、きっとシネコンで観たなら絶対5.0
このオープニングが最高に良いですね!!ピッツバーグ近郊のリバーサイドの街にズ~と
カメラが広い画を映しながら、入ってゆくと、そこへ音楽がかぶさってきますね、すると、カメラは、そこに登場したスナイパーの目線で街並みを追って映して行きます。
もう事件の香りがドンドンと胸に迫って来て、どんな展開が観られるのか期待で心がワクワクしていると、ある事件が起こるんですが、その頃には、観客の私はすっかり物語の中へと引き込まれて行ってしまう。実にこの入り方が巧いです。
アクション映画にはこう言うエンターテイメント性が必須条件です!
小説でも映画でもファーストシーンはその作品の命ですね!映画は特に、最初の5分が面白ければほぼ間違いなくその後も良い作品です。寝てしまう事無く安心して楽しめる作品間違いなしですからね。
そして、いよいよこの映画のヒーローのジャック・リーチャーの登場となります。
これがまた何処からともなく、スッと現れるんですよ。このオープニングを例えて言うなら、黒澤明の「用人棒」を観ている時のようなアウトロー(流れ者)の登場の仕方なんですね。
本作品について、まだ映画を観て無い人の為に詳しい内容については書けないので、これ以上は伏せて置きますが、この作品が面白いのは何故かと言えば、脚本と監督を務めたのは、あのサスペンスの名作「ユージュアル・サスペクツ」の脚本を書いてアカデミー賞を受賞したクリストファー・マッカリーだったからです。なるほどと納得しました。
そしてこの映画の原題はトム・クルーズの新たに挑んだヒーローの名前そのものである「ジャック・リーチャー」と言う名ですが、このキャラクター名が示す通り、映画はこの孤独な流れ者のアウトローそのものを表現する無駄の無いと言うか、隙の無い場面展開で、こちらも緊張しながら観て、思わず肩に力がギュッと入ってしまうんですが、そこはトムの映画です、これも巧くバランスで、笑えるシーンも入っているんだよね。しかし目玉は何と言っても、トム様のほぼスタントマン無しで、自分で運転して魅せてくれるカーチェイスアクションも迫力があってスカッと魅せてくれるのです。
そして観ていると、おや?と気が付くと時々見せるトムの表情が今では、単なる2枚目俳優から脱皮して、渋みと深みを感じさせる熟年俳優へと進化した事が観て取れるのです。これは、私生活で3度目の離婚が有ったばかりで、苦労が顔に出て来た為と言う事では決してなく、今迄のヒーローの像の様な、初老のヒーローでも、常に酒と女の匂いが混在する人物像を描いていて、何の真実味も無くて、嘘ぽかったが、その点でも、いかにもこの作品のリーチャーはアウトロー路線一直線なのだ!実にすっきりとキャラクター像が洗練されているのだ。そしてカーチェイスシーンばかりでない、リーチャーのクールさなどを観ていると、いかにこのトム・クルーズと言う俳優がプロフェッショナルに徹した、ビッグで、新たなヒーロー像がお似合いかが解ると言うものだ。余談だが我が家のTVは映画を楽しむ為に50インチTVなのだが、この映画はやはり自宅のDVDで観ようとは思わない!デカイスクリーンで観賞する為のエンタメ映画はやっぱりシネコンでもう一度観たい!是非あなたにもこの迫力を映画館で観て貰いたい。最高のカメラワークを楽しんでね!
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