劇場公開日 2013年2月1日

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「トム・クルーズを安心して楽しめる、が最大の売り。」アウトロー Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0トム・クルーズを安心して楽しめる、が最大の売り。

2024年5月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

寝られる

リー・チャイルドが執筆する小説、ジャック・リーチャーシリーズ9作目(2005年発表)の小説『アウトロー(原題:one shoot)』を原作とする。

映画の原題は『Jack Reacher』2012年(日本は翌2013年)劇場公開された。
退役軍人でスーパーヒーロー、ジャック・リーチャーをトム・クルーズが演じる。

007シリーズのジェームス・ボンド、
クリント・イーストウッド演じるダーティー・ハリー、
キアヌ・リーブスのジョン・ウィック

どんなに窮地に追い込まれようが、
主役が死なない安心感は格別だ(笑)。

同じくトム・クルーズが主役を務める『ミッション・インポッシブル』シリーズとの違いは、
物語のスケール感と製作予算?か。

アメリカのとある市街で、
白昼、狙撃により5人の男女が犠牲になる。
イカれたやつによる無差別殺人か?
全員が急所を撃たれほぼ即死。デューク東郷のようだ。

現場の薬莢とパーキングメーターに投入されたコインの指紋から、
元陸軍狙撃兵のジェームズ・バーが逮捕される…

ジャック・リーチャーは登場の仕方からカッコいい!

途中からは、ジャック・リーチャーではなく
トム・クルーズが、とにかく強くてカッコいい、となる(笑)。
そうでなくちゃ!

このキャスティングを見ると、トム・クルーズが頑張るしかないぞ。

ストーリー的には、
元陸軍兵が犯人でないことはすぐ明かされるので、

真犯人の目的は?
無差別殺人じゃないかも?

小説だと、このあたりから盛り上がるのだろうが、
映画は、なんかもたつき始める。

この手の映画(主役が不死身で無敵の場合)は、
◆犯人(黒幕)や動機の意外性
◆展開のスピード
◆主役が絶体絶命の危機から生還
などがないとダレてしまう。

本作はどうか?
私は後半、ダレてしまった。
小説を原作にする難しさもあったと思う。

Haihai