「トム氏×マッカリーの劇薬第1弾」アウトロー クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
トム氏×マッカリーの劇薬第1弾
ストーリーは全く予想してなかった、謎解き推理モノ。
そこに突然現れる「アウトロー」なトム氏。(貴乃花風に)
その脈絡は最初は若干薄いのだが、
最後にはその存在意義が、当事者によって証明される。
推理過程にしてもなかなかだと思った。
どこから証拠を拾ってくるかと思ったら、序盤の何気ない会話だった、
という痛快さ。そこから暴かれる真相。これまた痛快。
ただ、事件発端の動機は少し弱い気もする。
格闘シーンも、地味に強いトム氏(貴乃花風に)にフツーに上がる。
チンピラのリーダーの家でのドタバタバトルにはかなり笑ったし、
ずっと半裸なトム氏(貴乃花…くどいね)にも突っ込み入れたくなるし、
ヤンキースの二塁手ネタとか、小ネタが多い。
小ネタが多いと、いろんなシーンで期待して待ってしまう。
「ここで来るかぁ~?」とか。
だから全体的に痛快で、
楽しい勧善懲悪の推理モノに出来上がっている。
流石のマッカリーはここから始まった。
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