「5日間の奇妙な関係。脇も豪華」とらわれて夏 うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
5日間の奇妙な関係。脇も豪華
力のある俳優と、シンプルでよく練り上げられた脚本。
映画は、骨組みがしっかりしていれば面白くなるというのを、再認識させられた作品。
脱獄犯が、偶然出会った母子と心を通わせ、やがてお互いにかけがえのない存在になっていく5日間を、ていねいに、リアルに描いてあります。
それは、心に傷を持つ大人にとっての、癒しのように、静かに染み込んでくる映像です。
ケイト・ウィンスレットの、少ないセリフで的確に心理状態を表現する演技力にも感服。ジョシュ・ブローリンもいい。
タイトルロールのトビー・マグワイアや、隣人役でJ.K.シモンズ、警官役のジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク、別れた父親役でクラーク・グレッグと、脇も豪華です。
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