劇場公開日 2014年5月1日

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「やさしい脱獄犯」とらわれて夏 お前の頭はただの飾りかさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0やさしい脱獄犯

2019年6月23日
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脱獄犯がやさしいという設定がまず興味をそそる。

脱獄犯をかくまう親子と脱獄犯の交流を描いた作品。

脱獄犯と偶然街で遭遇し家に連れていくようにと無理強いされるものの次第にやさしさに触れ信頼関係がうまれてくる。

全体を通して先が読める展開。オチも想像通り。予想を裏切る展開がないのが少し物足りない。

女が息子にカナダに移住すると言ったシーン。息子も一緒に連れていくつもりでいったのに、息子が知らずに「また会える?」と聞いたときせつなくなった。

俺も行きたい、連れていってよ、と言わないところに息子の気遣いが感じられて良かった。

いつか警察に捕まることがわかっていながらも親子と一緒にいることを選択した脱獄犯が最後に流した涙がなんともいえない。

お前の頭はただの飾りか